FWBスコアと金融リテラシーが低下傾向 MUFG資産形成研究所が調査
MUFG資産形成研究所は、ファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)と金融リテラシーに関する調査レポートを公開しました。調査によると、FWBスコアおよび企業勤務者の金融リテラシー指数は近年低下傾向にあり、特に20代の金融リテラシー指数の低下が顕著となっています。また、FWBスコアは年収や年齢よりも金融リテラシーや保有金融資産との関係が強く、FWBが高い層ほど従業員エンゲージメントが高い傾向も確認されました。
FWBスコアと金融リテラシー指数がともに低下
MUFG資産形成研究所では、FWBを「現在および将来、お金に追われず、(お金に)人生の選択肢を縛られず、(お金の)安心感がある状態」と定義し、FWBを構成する6要素についてのアンケート調査結果を100点満点でスコア化しています。
2026年調査におけるFWBスコアは、2024年の53.3から2026年には51.3へ低下しました。継続的なインフレや世界情勢の不安定化、円安といった外部要因が影響した可能性があると分析されています。
あわせて企業勤務者の金融リテラシー指数も、2024年の55.4から2026年には53.0へ低下しました。経済環境が複雑化するなかで自己評価が低下した可能性が指摘されており、特に20代では2024年の52.9から2026年には48.2への低下がみられました。

年収よりも金融リテラシーや保有金融資産との関係が強い傾向
企業勤務者を対象とした重回帰分析によると、FWBスコアとの関係が最も強かったのは金融リテラシーであり、次いで保有金融資産という結果になりました。

一方で、年収との関係は弱く、年齢との関係はほぼないことが示されています。
FWB向上を通じた従業員エンゲージメント向上の可能性
調査では、FWBスコアが高い層ほど従業員エンゲージメントも高い傾向が確認された一方、金融リテラシーと従業員エンゲージメントの直接的な関係は顕著にはみられませんでした。
同研究所ではこれらの結果から「金融リテラシー向上→FWB向上→従業員エンゲージメント向上」というルートの可能性を考察しています。企業がDC制度、NISA、公的年金、退職給付、ライフプランニング等を関連付けた継続的な金融経済教育に取り組むことは、従業員の安心感や働きがい、組織への関与を支える重要な取り組みと考えられるとしています。
関連情報および問い合わせ先
本調査に関する詳細や問い合わせ先は以下の通りです。
- レポート全文:https://www.tr.mufg.jp/shisan-ken/report
- 特設ページ:https://www.tr.mufg.jp/shisan-ken/research/financial_well_being.html
- メール配信登録:https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mcre-lcnfnh-c0d0c0bb84ce9c5ba9a8b5b8df92eb22
- 組織名:MUFG資産形成研究所(三菱UFJ信託銀行が資産形成・資産運用に関する調査・研究等の活動を対外的に行う際の呼称)
- 所長:日下部 朋久
- メールアドレス:mufg-sisan_post@tr.mufg.jp
- 公式サイト:https://www.tr.mufg.jp/shisan-ken/
本記事はMUFG資産形成研究所の発表をもとに作成しました。
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