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SpinelがAI動画レビューツールSpinel Reviewを開発 社内運用を開始

株式会社Spinelは、動画制作における確認や修正のやり取りをAIで効率化する自社開発の動画レビューツール「Spinel Review」を開発し、社内での運用を開始した。開発にはAnthropic社のAIコーディングアシスタント「Claude Code」を全面的に活用し、約1か月で日々の業務で使える水準まで実装した。

開発の背景と目的

動画制作では、編集、確認、修正、再確認の工程をクライアントや制作チームと繰り返す必要があり、修正の反映確認やテロップの誤字チェックを目視で行う作業が制作者の負担となっていた。

同社ではこれまで外部の動画レビューサービスを利用していたが、案件数の増加に伴う保存容量に応じた利用料の増加や、容量上限に達するたびに行う素材整理が課題となっていた。こうした状況を受け、自社の制作フローに合わせて確認作業の一部をAIに任せられるレビューツールを自社で開発した。

Spinel Reviewには、動画や画像のレビューからAIによる確認支援、公開連携までの機能が備わっている。動画データは社内のストレージで管理する構成とし、クライアントから預かる素材を自社の管理下に置く体制をとっている。主な機能は以下の通り。

  • 動画・画像のレビュー:フレーム単位でのコメント付与、画面への直接描画指示、バージョンごとのコメント管理と新旧比較、サムネイル画像のA案・B案比較、ログイン不要の共有リンク発行(パスワードおよび有効期限の設定が可能)
  • AIによる確認作業の支援:修正コメントと最新映像を照合するAIチェック(「対応済み候補」「未対応候補」「要確認」に分類し、音声や動きなど静止画で判断できない指示は「要確認」として最終判断は人が実施)、テロップの誤字・脱字・表記ゆれチェックと該当時刻への自動コメント、文字起こしをもとにしたハイライト(切り抜き)候補の提案、タイムコード付きの自動文字起こし
  • 公開までの連携:YouTubeへの予約投稿、Instagramへのリール投稿、TikTokへの下書き送信、配信向け入稿仕様(音量・映像の技術仕様)の自動チェック、編集ソフトの書き出し先を監視した自動アップロード

Claude Codeを活用した開発プロセス

ツールの開発にあたっては、Anthropic社のAIコーディングアシスタント「Claude Code」を全面的に活用した。現場の制作者が必要な機能を言葉で伝え、AIがコードを書いて動作を確認し、実際に使用して気になった点を再度伝えるというサイクルを日常の制作業務と並行して実施した。これにより、専業のソフトウェア開発会社ではない映像制作会社でありながら、約1か月で日常業務に使える水準まで実装したとしている。

代表取締役の肥後橋 優斗氏は、確認作業をAIに任せることで人が伝える内容や面白さに集中できる環境をつくる狙いを述べており、今後も制作現場自体の変革を進める方針を示している。

今後の展望

同社はAIを「クリエイターが本来考えるべきことに集中するための相棒」と位置づけ、制作現場の効率化と表現の質の向上に取り組むとしている。今後は、レビューで見つけた場面を切り抜き動画の制作に生かす社内ツールとの連携などを進める方針だ。

  • 会社名:株式会社Spinel
  • 所在地:〒152-0003 東京都目黒区碑文谷2-11-6
  • 代表取締役:肥後橋 優斗
  • 開発の経緯(note):https://note.com/yuto_higohashi/n/nb544330cf5ab
  • 公式サイト:https://www.spinel.jp/
  • お問い合わせ(担当:肥後橋):info@spinel.jp

本記事は株式会社Spinelの発表をもとに作成。

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