“完璧主義”の娘とノリノリな母、珍しい親子ユニット「DΛISY」結成を本人に聞いてみた

音楽ユニット「DΛISY」は、珍しい親子ユニット。世にも珍しいこのユニットが誕生した背景を探った。

2009年からシンガーソングライターとして活動する天路恵梨さんと、20歳の娘・AKOさんによる親子ユニット「DΛISY」(デイジー)が誕生。12月25日には、あべこうじ監督・哀川翔主演の映画「オールドカー〜てんとう虫のプロポーズ〜」のオープニングテーマ「いんじゃない?!」でデビューする。ユニット結成の経緯や親子関係について、母親の天路さんに話を聞いた。

コーラスから主役へ、母娘の新たなステップ

「もともと私の曲のコーラスをAKOが担当していて。CDを作るにあたり、事務所の人から『AKOちゃんをデビューさせたい』という声があがったんです」と天路さんは振り返る。AKOさんは一発録りができるほどの歌唱力を持ち、ジュニアアースジャパンの歌声ティーンズオーディションでグランプリも獲得している実力派だ。

その実力を見込んだのが、浜崎あゆみやKinKi Kidsなどの楽曲を手がける音楽プロデューサー・HΛLさん。天路さんの新曲「光」のレコーディング中、「AKOちゃんが歌った方がいい」という話になり、親子ユニットとしてのデビューが決まった。

正反対な二人だからこそ生まれる化学反応

姉妹のように仲がいいという2人

ただ、AKOさんは必ずしも表舞台に立ちたいタイプではなかった。「コーラスやハーモニーなど、裏方が好きなんです。音楽学校出身で完璧主義な面があって。私はグイグイ行くタイプなので、余計に出づらかったみたい」と天路さんは笑う。

それでも、「ママと一緒だったらやりたい」とAKOさんからOKが出て、デビューに至ったという。今回のデビュー曲「いんじゃない?!」は、女性二人が男性への失恋を前向きに歌い上げる楽曲で、二人の掛け合いが魅力だ。

週に何度も一緒に買い物に行き、衣装を選び、カラオケに通う仲の良さも、このユニットの強みだ。天路さんは「AKOとの親子関係には自信があります。お互いの存在がありがたいというか。AKOが歌唱について聞いてきたりすることも多く、私の経験が生かせるのも嬉しいですね」と語る。

12月7日の川口キャバリーノでのデビューライブを皮切りに、活動を開始する「DΛISY」。異色の親子ユニットが、どんな音楽を届けてくれるのか注目だ。


■DΛISY 「いんじゃない?!」作品情報 品番:HΛL-003 レーベル:HΛL Record 価格:(税込)¥2000 発売日:2024.12.25

valvix

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