小森コーポレーション、丸山チラーを完全子会社化 新商号へ変更
株式会社小森コーポレーションは2026年10月2日付で、丸山チラー株式会社の全株式を取得して完全子会社化した。あわせて同日付で、丸山チラーの商号を「KOMORIプレシジョンテクノロジーズ株式会社」へ変更した。丸山チラーの海外子会社4社についても、所定の手続きを経たうえで順次KOMORIブランドを冠した新商号へ変更する予定となっている。
株式取得と子会社化の背景

KOMORIは、2025年3月期より開始した第7次中期経営計画において新事業領域の拡大を企図しており、特にプリンテッド・エレクトロニクス事業(PE事業)の強化を必須と位置づけている。今回の買収はその実現に向けた戦略投資であり、自社が保有するプリントテクノロジーを活用した製造装置を新たな市場へ展開することを狙いとしている。
KOMORIはPE事業において基板製造向け装置を中心に展開してきたが、成長に向けた顧客基盤の拡大が課題となっていた。そこで、世界的な半導体製造メーカーや半導体製造装置メーカーを顧客基盤に持つ丸山チラーをグループに迎え、この課題に対応する。
丸山チラーが事業を展開する半導体分野では、AIやデータセンター需要の拡大、IC(集積回路)の高集積化を主因に世界半導体市場が成長を続けている。半導体製造装置向けチラーの市場も、アジアや米国を中心とした設備投資の増加に伴い需要拡大が見込まれている。丸山チラーは「ものづくりの技術の頂点を追求し、世界に通じる製品を生産し、社会に貢献する」を経営理念に掲げ、オーダーメイドによる高精度な温度制御技術や国際的な安全規格認証に裏打ちされた品質を強みとしている。
想定される事業シナジー
丸山チラーがグループに加わることで、KOMORIの事業領域は印刷から半導体製造分野へと拡大する。
さらに、KOMORIの経営資源やグローバルネットワークを活用して丸山チラーの生産インフラを強化し、急速に高まるチラー需要に応えるとともに、海外事業の拡大を加速させていくとしている。
子会社および海外子会社の概要
完全子会社化に伴い商号を変更した子会社、および今後商号変更を予定している海外子会社の概要は以下の通り。
KOMORIプレシジョンテクノロジーズ株式会社(旧:丸山チラー株式会社)
- 所在地:東京都八王子市諏訪町263番1号
- 代表者:代表取締役社長 小林 寛樹
- 設立:1995年1月6日
- 事業内容:半導体製造装置向けチラー(恒温循環装置)の開発・設計・製造・販売・アフターサービス
- 英文表記:KOMORI Precision Technologies Corporation
海外子会社(所定の手続きを経て順次商号変更予定)
- 米国:KOMORI Precision Technologies America, Inc.(現商号:Risshi America, Inc.)
- 台湾:KOMORI Precision Technologies Taiwan Corporation/台湾小森精密科技股份有限公司(現商号:Chilltech Corporation/群力科技股份有限公司)
- 台湾(持株会社):KOMORI Precision Technologies Holdings Taiwan Ltd./台湾小森精密科技控股股份有限公司(現商号:Risshi Taiwan Corporation/台湾力施科技股份有限公司)
- 中国:KOMORI Precision Technologies (Shanghai) Co., Ltd./小森精密技术(上海)有限公司(現商号:Wanlong Trading (Shanghai) Co.,Ltd./丸龙商贸(上海)有限公司)
本記事は株式会社小森コーポレーションの発表をもとに作成しています。
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