豊岡市、城崎温泉街で自動運転バスの実証運行へ 国内初車両ROii導入
豊岡市は、地域公共交通が抱える課題に対応し市民の移動手段や外出機会を維持するため、城崎温泉街で自動運転バスの導入に向けた実証運行を開始します。2026年度は、将来レベル4を目指すシステムを搭載した自動運転バスにオペレーターが乗車するレベル2の形で運行します。1300年の歴史ある情緒的な街並みを持つ城崎温泉街において、住民ニーズの把握や運行データの収集・蓄積を行い、地域課題の解決を目指します。
実証運行の概要と運行ルート
運行期間は2026年11月~12月で、平日の20日間程度運行される予定です。10月中旬以降から城崎温泉街においてテスト走行が実施されます。運行時間はJR城崎温泉駅発の①11:10、②12:10、③13:10の1日3便で、運賃は無料となり誰でも乗車できます。乗車定員は9人で、定員に達した際は乗車できません。

車両は速度20km以下で走行し、乗降場所は次のルートを巡回します。
- ①JR城崎温泉駅前
- ②城崎国際アートセンター前
- ③城崎中学校前
- ④御所の湯前
- ⑤地蔵湯公園前
- ①JR城崎温泉駅前
なお、記載の日程・ルート・停留所などは現時点の予定であり、近畿運輸局・兵庫県警察等関係機関との協議や許認可の状況により変更となる場合があります。また、出発式は11月6日(金)に城崎温泉街で開催される予定です。
国内初上陸・初走行の車両と実施体制
使用される車両は、自動運転技術の実績を有する韓国の企業であるA2Z(エートゥーゼット)社の「ROii(ロイ)」です。国内初上陸・初走行の11人乗り車両ですが、オペレーター(運転員)と補助員が常に乗車するため乗車定員は最大9人となります。
事業の実施体制は以下の通りです。
- 事業主体:豊岡市
- プロジェクト全体の企画調整など:兼松株式会社(公募型プロポーザルにより事業者選定し事業を委託)
- 運行業務(オペレーター):全但バス株式会社
- 協力団体:城崎このさき100年会議、一般社団法人城崎温泉観光協会、城崎温泉旅館協同組合、株式会社湯のまち城崎
検証内容と城崎温泉街での取り組み





実証では、「そぞろ歩き」など城崎温泉特有の交通環境における走行データの取得や自動運転の安全性を確認し、レベル4導入に向けた課題を抽出します。あわせて地域住民・事業者・来訪者へのアンケートを実施してインフラ整備の要件や市民ニーズに即したサービス内容を検討するほか、乗車機会の提供を通じて受容性向上を図ります。
城崎温泉街では、エリアマネージメント基本計画を策定し、そぞろ歩き環境の整備や交通プレッシャーの解消に取り組んでいます。2025年度には、地元の団体などで組織する協議会と東京大学大学院出口研究室が車両通行規制や歩行者空間の創出、臨時駐車場と温泉街を結ぶ無料バスの運行などの社会実験を実施しました。
本事業は、観光庁「オーバーツーリズムの未然防止・抑制をはじめとする観光地の面的受入環境整備促進事業」の採択事業です。


本件に関する問い合わせは、豊岡市役所市長公室経営企画課未来共創室(TEL 0796-21-9022、豊岡市公式ウェブサイト)で受け付けています。
本記事は豊岡市の発表をもとに作成されています。
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