山形県西川町で次世代アート型まちづくり、限定NFT発売も

山形県西川町で、世界経済フォーラム若手傘下組織「Global Shapers Community Tokyo Hub」と共同で進めている「次世代アート型まちづくり」プロジェクトのイベントが、2023年11月4日に開催される。このプロジェクトは、西川町の新たなシンボルとなる巨大アートを制作し、町民や関係者と共に未来を見据えた新しいまちづくりを推進するものだ。

11月4日のイベントでは、制作中の巨大アートに町民や関係者が「西川町への想い」を書き込み、アートを完成に近づけていく。

このプロジェクトは、人気観光地「月山」への通過点となっている西川町の入り口にある公園に、巨大で異質なアートオブジェクトを設置することで、町民や訪問者の心をつなぎ、地域の魅力を広げることを目指している。

アートの制作にあたっては、町民との対話や制作実験を重ね、西川町ならではの気候を活かしたアイデアが固まった。直径40cm、高さ3mの赤色の鉄柱16本を円形に設置し、春夏秋は花や弦で柱同士をつなぎ、冬は豪雪地帯ならではの雪に埋もれた状態で、様々な角度から見ると柱がつながって見えるような設計になっている。

春・夏・秋:イメージ
冬:イメージ

本プロジェクトは、非営利団体であるGlobal Shapers Community Tokyo Hubが中心となって推進しており、アート制作もボランティアによる資金で行われている。継続的な活動のため、寄付証明NFTの配布や、アートの説明看板への記名権など、様々な応援メニューが用意されている。

アートプロデューサーは、東京藝術大学大学院でデザインを研究し、アーティストグループ「ALT」を設立した下山明彦氏が務める。下山氏は、様々な組織とコラボレーションし、2023年には経済産業大臣室に作品を謹呈するなど、活躍の場を広げている。

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