韓国で新ドローンレース発足、日本勢も参戦

韓国で新たなドローンレースリーグ「DRONE FORMULA LEAGUE(DFL)」が発足し、2024年10月12日に記念すべき有識者国際会議が開催された。会議には韓国をはじめ、北米、EU、中国、日本からドローンレースビジネスを牽引する有識者が招聘され、日本からはDRONE SPORTS株式会社代表の小寺悠氏が来賓として参加した。

同日、DFLの初公式レースも開催され、DRONE SPORTSが運営するドローンレーシングチーム「RAIDEN RACING」所属の高校生パイロット橋本勇希選手が招待出場を果たした。DFLは2025年より韓国インターナショナル・サーキットを拠点に国際大会を開催予定で、橋本選手の連続出場も決定している。

DFLは世界初の国際規格自動車レース場で行われる1mサイズの大型ドローンレース大会だ。次世代レーシングドローンやモーション認識競技障害物の開発・普及、デジタル通信方式やシミュレーター連動など先端技術を活用し、5km以上の距離でのドローン操縦やリアルタイム中継を実現する。トラック上のLEDモーションセンサー障害物は、先頭ドローンの通過や競技方式によってカラーが変更され、華やかさと試合進行の把握しやすさを両立する。

小寺代表は「DFLのドローンは通常のレースドローンよりも大型で、独自のポジショニングを持っている。この新たなレースカテゴリーの成長と発展が楽しみだ」とコメント。橋本選手は「DFL初回大会プロ部門で日本初の選手として招待され嬉しい。結果は5位だったが、次回は優勝を目指したい」と語った。

橋本選手は10月29日から11月4日に開催される2024 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIPに日本代表として出場予定。日本チームは昨年総合3位の成績を収めており、今年は各選手の入賞と国対抗での世界1位を目指している。

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