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生活クラブの肉厚わかめ、サステナブル★セレクション2026で二つ星に選定

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会が取り扱う「肉厚わかめ」が、「サステナブル★セレクション2026」において二つ星に選定された。株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催する同アワードにおいて、2026年度は6つの製品・サービスが二つ星に選定され、2026年10月1日に発表された。

海洋環境保全と持続可能な漁業への貢献を評価

「サステナブル★セレクション」は、持続可能な理念と手法で開発された製品・サービスを表彰するアワードである。一つ星(★)は製品・サービスが持続可能な社会づくりに貢献していることを示し、二つ星(★★)はそれに加えて取り扱う企業・組織がサステナブル経営に取り組んでいることを表す。

今回受賞した「肉厚わかめ」は、生活クラブと生産者である重茂漁業協同組合との長年の提携により、海洋環境の保全と食の安全性の確保を両立し、持続可能な漁業と地域社会の発展に貢献してきた取り組みが評価された。

重茂漁業協同組合との50年にわたる提携と環境保全

「肉厚わかめ」は、肉厚でもっちりとした食感を特徴とする。岩手県宮古市重茂の海域は、寒流の親潮と暖流の黒潮が交わる激しい潮流があり、わかめはミネラルを吸収して肉厚に育つとされる。生産者である重茂漁業協同組合は、1960年代から「つくり育てる漁業」に取り組み、持続可能なわかめ養殖を発展させてきた。産地を求めていた生活クラブとの提携は今年で50周年を迎え、漁業従事世帯が約90%を占める地域の雇用と暮らしを支えている。

重茂地区では、生活クラブとの提携を契機に合成洗剤が海の生態系に及ぼす影響を考慮し、海や川への負荷が少ないせっけんへの切替をすすめる環境保全活動に取り組んでいる。生活クラブ組合員もせっけん普及活動や海岸清掃、植樹活動に参加している。東日本大震災の際には、他地域で黒く濁った津波が観測されるなか「重茂の津波が青く見えた」と語り継がれている。

震災復興支援と産地の課題に応じた取り組み

東日本大震災で甚大な被害を受けた重茂地区に対し、生活クラブ組合員はボランティアとしてガレキ撤去などを手伝ったほか、カンパ金を集めて漁船購入資金などに活用した。現在も組合員が産地を訪れ、生産者との交流を継続している。

また、産地における人口減少による労働力不足に対応するため、組合員の声をもとに「茎付きわかめ」の取り扱いを開始した。収穫したわかめを余さず活用するため、冷凍食品をはじめとする各種加工品への活用も進めている。

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会の概要

  • 設立:1965年
  • 本部:東京都新宿区
  • 会長:柳下信宏
  • 組合員数:約42万人
  • 総事業高:約1千億円(2026年3月末現在)
  • 組織構成:21都道府県にある33の地域生協で組織

本記事は生活クラブ事業連合生活協同組合連合会の発表をもとに作成されています。

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