「QommonsAI」に国会議事録全量データを追加、政策立案や住民対応の迅速化へ

Polimill株式会社は、自治体や省庁向けの生成AI「QommonsAI」に1947年以降の国会議事録全量データを追加する取り組みを発表した。これにより、過去70年以上にわたる国会の知見を自治体職員の業務支援に活用できるようになるという。

追加予定のデータは、国会での審議内容や議員の発言、政策の議論の流れなどを網羅。法令や政策に関する経緯を詳しく調べることが可能になる。膨大な量の議事録データをAIが迅速に検索・要約できるようになることで、行政の業務支援や政策立案の際に過去の国会議事録を参考にしながら具体的な質問に答えることができ、業務効率の向上が期待される。

また、国会での政策議論や法改正の背景を参考にすることで、政策立案や住民からの質問により的確な回答が可能になるという。QommonsAIにより、行政対応のさらなる迅速化を目指す。

Polimill株式会社は、行政サポート生成AI「QommonsAI」と、まちづくりに参加できるSNS「Surfvote」を開発・運営・提供するICTスタートアップ企業。QommonsAIは省庁や多くの地方自治体で利活用されており、Surfvoteでは一般社会の課題と各地方自治体が抱える課題を掲載し、広く意見を言える場を提供している。同社は、あらゆる人がルール作りに参加し、理性と感性を伴うデジタル駆動型社会を、AIとSNSで実現させたいと考えている。

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