TikTokと選挙ドットコムが連携し、第50回衆議院議員選挙に合わせた選挙・政治啓発プロジェクトを実施する。このプロジェクトでは、人気TikTokクリエイターが選挙や投票に関する基礎知識などをテーマにしたショートムービーを制作し、TikTokアプリ内の機能を通じて選挙期間中における信頼できる情報源の提供を行う。

総務省によると、国政選挙における年代別投票率において、若年層の投票率が全世代を通じた投票率に比べ低い水準であることから、選挙啓発や主権者教育に取り組み、投票率の向上に努めている。また、文部科学省では、2022年4月に選挙権年齢及び成年年齢が引き下げられたことを受け、小・中学校向け主権者教育指導資料を作成し、主権者として求められる力を育成する教育を推進している。

TikTokと選挙ドットコムは、2021年より主権者教育や投票率向上を目的とした選挙啓発プロジェクトを実施しており、今年8月には連携協定を締結し、その活動をさらに強化・推進している。

今回のプロジェクトでは、2024年10月11日から順次、選挙ドットコムのTikTokアカウントより、あきとんとん、MC TAKA、遠坂めぐ、純悪、そば湯、ミスターヤバタンといった人気クリエイターが制作した啓発動画が公開される。また、選挙期間中は、TikTokアプリ内で選挙に関する検索バナーを設置し、該当する動画の下部に信頼できる情報源に遷移するバナーを表示することで、選挙ドットコムが公開する第50回衆議院議員選挙用の特設サイトにユーザーを誘導する。

イチニ株式会社は、約2,500万ユーザーが利用する日本最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営し、国内の選挙情報や立候補者の情報をデータベース化し管理している。選挙や政治にまつわるプラットフォームを構築し、情報の透明性を保つことで、有権者が政治に参加しやすい環境づくりを支援している。