デクシス、高速画像処理ユニットEX-1000シリーズを2026年10月発売へ
株式会社デクシスは、NVIDIA Jetson Orin™シリーズを搭載した次世代高速画像処理ユニット「EX-1000シリーズ」を2026年10月1日にリリースすると発表しました。高速画像処理性能と異種カメラインターフェースのマルチ接続を両立した製品です。製造現場の高度化に伴い求められる、高速な処理能力と多様なカメラへの対応ニーズに応えるシステムとして展開されます。
従来機比で最大約20倍の高速処理と多様なカメラ接続に対応
本製品はNVIDIA Jetson Orin™を搭載したことで、従来の同社製品(DM-3011)と比較して2次元検査で約20倍、1次元検査で約10倍の高速化を実現しました。AIエッジ処理の実行にも対応し、高度な検査を現場でリアルタイムに処理できます。
通信およびインターフェース面では、GigE(PoE対応)およびUSB3を各2チャンネル備え、2.5GbEの高速通信をサポートしています。異なるインターフェースを持つカメラの混在接続が可能で、同一メーカーのカメラであればソフト変更不要、異なるメーカーのカメラでもプラグインの追加で接続できます。
用途に合わせた4モデル展開と標準内蔵UPSによる高信頼性
ラインナップには、ローエンドからハイエンドまで4つのモデル(J4, J8, N8, N16)が用意されています。コスト重視やパフォーマンス重視、ルールベース処理、ディープラーニング推論といった用途に合わせて選択でき、同一筐体内でスケールアップが可能です。配線変更などが不要なため、設計工数の削減にも寄与します。
現場での安定稼働を支える機能として無停電電源装置(UPS)を標準内蔵しており、瞬時停電時のストレージ保護とシステムクラッシュのリスクを低減します。また、基板から自社で設計しているため小ロットのカスタマイズに対応するほか、既存のLinux資産を活用した開発が可能です。
外観検査ソフト搭載パッケージや独自カメラ連携による効率化
EX-1000シリーズには画像処理ライブラリが標準搭載されており、開発環境から実行までをワンストップで提供します。さらに、独自の外観検査ソフト「TA」をプリインストールしたパッケージモデル「TX-1000シリーズ」も展開され、異物や個数、照合、形状、計測などの検査を早期に運用開始できます。

また、特許取得済みのオリジナルカメラ「マルチプルイメージャー(GigE)」との接続にも対応しています。1台のカメラで最大8つの光学条件(画像)を同時に取得できる技術により、光学条件の削減とコスト低減が図られます。
防犯や農業、設備保全など幅広い分野への展開を想定
多様なカメラとの連携が可能なことから、外観検査以外の幅広い用途への活用も想定されています。
- 防犯・セキュリティ:可視光/赤外カメラによる夜間の不審人物や害獣の侵入検知
- 農業効率化:赤外カメラによる土の水分量観察と肥料散布の最適化
- 設備保全:サーモカメラによる設備の異常発熱や温度ムラの監視と故障予防
株式会社デクシスは、代表取締役社長を関 忠男氏が務め、外観検査装置や画像処理装置の開発、製造、販売を手がけています。実機デモやデモ機の貸し出しも受け付けています。
- 社名:株式会社デクシス
- 所在地:〒273-0005 千葉県船橋市本町2-1-34船橋スカイビル
- 設立:1998年12月25日
- 企業URL:https://decsys.co.jp/
本記事は株式会社デクシスの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



