ツインバード、JASIS 2026に-86℃超低温フリーザーを参考出品へ
新潟県燕市に本社を置く株式会社ツインバード(代表取締役社長:野水重明)は、2026年9月2日から4日まで幕張メッセで開催される「JASIS 2026」において、超低温フリーザーを参考出品する。理化学機器商社である朝日ライフサイエンス株式会社のブース内に出品し、長年培ってきたFPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)技術を活用した製品を提案する。研究や医療の現場における超低温管理の負担軽減や、サステナブルなコールドチェーンの実現に貢献することを目指すとしている。
再生医療や細胞治療の実用化に向けた取り組みが進むなか、細胞や検体を超低温で保管・輸送するコールドチェーンの構築が重要な課題となっている。現在広く利用されている-80℃帯の輸送や保管ではドライアイスへの依存度が高く、取り扱いの負担や二酸化炭素排出といった環境面での課題が指摘されている。
ツインバードはこうした課題に対し、20年以上にわたり培ってきたFPSC技術を活用し、ドライアイスに依存しない超低温管理の新たな選択肢として超低温フリーザーの開発を進めている。
参考出品される超低温フリーザーの特長
展示会に参考出品される製品は、天然ヘリウムガスを冷媒とするフリーピストンスターリング冷凍機を採用した、庫内容量25Lのポータブルフリーザーである。主な特長は以下の通りとなっている。
- 設定温度:-86℃〜-20℃(1℃単位で設定可能)
- 重量:約25kgの軽量設計
- 庫内容量:25L
- 電源:AC100V対応
- 冷媒:天然ヘリウムガス(ノンフロン)
- 体制:国内で一貫した設計・製造・アフターサービス
AC100V電源に対応し、約25kgの軽量設計とすることで搬送や設置の負担軽減を図っている。また、ノンフロン冷媒を採用することで環境負荷の低減にも配慮されており、研究室や検査施設、医療機関での保存・搬送用途を見込む。なお、製品改良のためデザインや仕様は変更となる場合があるとしている。
JASIS 2026の出展概要
展示会の開催概要および出品ブースの情報は以下の通りである。
- 展示会名:JASIS 2026(最先端科学・分析システム&ソリューション展)
- 会期:2026年9月2日(水)〜9月4日(金) 10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ国際展示場(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 出品場所:ホール6 6B-303(朝日ライフサイエンス株式会社ブース)

宇宙実験にも採用されたツインバードのFPSC技術
ツインバードは1951年に新潟県燕三条地域でメッキ加工業として創業し、1984年から本格的に家電事業に参入した。家電事業を継続する一方で、2002年には量産化が困難とされていたFPSCの研究開発に成功し、その後に量産化を実現した。

同社のFPSC技術は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に搭載された宇宙実験用冷凍冷蔵庫に採用された実績があるほか、ワクチンをはじめとする医薬品分野のコールドチェーン実現にも活用されている。

本記事は株式会社ツインバードの発表をもとに作成。
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