令和5年度歯科医療費は65歳未満が59.4% 令徳会が厚労省データを分析
医療法人令徳会が運営するユアーズデンタルクリニック(北海道札幌市中央区、理事長:湯口晃弘)は、厚生労働省が公表した令和5年度国民医療費の年齢階級別の数値を、診療の種類ごとに比較して分析した。国民医療費全体では65歳以上が60.1%を占める一方、歯科診療医療費では40.6%にとどまり、65歳未満が59.4%を占めている。分析の内容は情報サイト「Save Your Teeth.」(https://save-your-teeth.jp/columns/dental-cost-age/)でも公開されている。

歯科診療医療費における年齢階級別の構成割合
国民医療費は、1年間に医療機関などで保険診療の対象となる病気やけがの治療にかかった費用の推計である。令和5年度は総額48兆915億円で、このうち歯科診療医療費は3兆2,945億円(前年度比2.1%増)となり、全体の6.9%を占めた。
年齢階級別の構成割合をみると、65歳以上の割合は国民医療費全体で60.1%、医科診療で62.9%であるのに対し、歯科診療では40.6%にとどまる。歯科診療医療費では65歳未満が59.4%を占めており、45〜64歳が29.1%となっている。
医科と歯科で異なる医療費の推移傾向

人口1人あたり医療費を45〜64歳から65歳以上への推移で比較すると、医科診療は20万8,200円から60万200円へと2.9倍に増加している。これに対し、歯科診療は2万7,700円から3万6,900円と1.3倍の伸びにとどまった。
医科の医療費は年齢とともに持病や入院が増えるため高齢になるほど大きくなるが、歯科の医療費は伸びが緩やかとなっている。この差の背景として、働く世代でも虫歯や歯周病の治療を受ける機会が多いことや、歯を失うことで治療の対象となる歯自体が減るため高齢になっても歯科医療費が伸びにくい可能性があるという2つの読み方が示されている。なお、今回の分析は保険診療の費用を対象としており自由診療は含まれず、高齢者が歯科にかかっていないことを示したものではないとしている。
医療費データに対する現場の見解
ユアーズデンタルクリニック院長の湯口晃弘は、歯科の医療費の多くを働く世代が占めているという結果は現場の感覚と重なるとし、「歯ぐきの変化は40代・50代から目に見えて進みやすく、仕事や子育てで忙しい時期と重なります。一方で、高齢になって歯科の医療費が伸びにくいのは、健康だからとは限らず、治療の対象となる歯そのものが減っている場合もあります。数字の裏にある、この両方の読み方を知っていただきたいと思います」とコメントしている。

- 医院名:ユアーズデンタルクリニック
- 運営法人:医療法人令徳会
- 所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F
- 理事長:湯口 晃弘
- 電話:011-206-8241
- 公式サイト:https://yours-dental.com/
- 歯科情報メディア Save Your Teeth.:https://save-your-teeth.jp/
本記事は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックの発表をもとに作成。厚生労働省「令和5(2023)年度 国民医療費の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/23/dl/R05data.pdf)の公表資料を参照している。
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