Hubble、交渉過程を含む契約書検索データベース構築技術で特許取得
契約業務・管理クラウドサービス「Hubble」を提供する株式会社Hubbleは、契約AIエージェント「Contract Flow Agent(CFA)」において特許を取得した。生成AIとエンベディング(文章の意味を数値化するベクトル化技術)を組み合わせ、契約書の交渉過程を含めた高度な検索データベースを構築する独自技術に関するものとなる。
本技術により、従来のキーワード検索では見つけにくかった、取引構造やビジネスモデルが類似する過去の契約書を「論点・文脈ベース」で高精度に探し出すことが可能になる。
特許取得の背景と解決する課題
契約実務では、同じ「業務委託契約書」であっても案件ごとに取引実態が異なり、新規に作成する契約書案とビジネスモデルが類似する過去の契約書を探し出すには内容を詳細に確認する必要があった。
また、契約書の審査や作成時には、最終的な契約内容だけでなく、どの条項がどういった経緯で変更されたかという交渉履歴の確認が求められるが、従来のキーワード検索では複雑な文脈や経緯を探し出すことが困難だったという。
特許技術の特徴と効果
本技術は、生成AIとエンベディングモデルを組み合わせることで、契約書本文に加え、複数ドラフト間の変更差分(交渉経緯)も含めてAIが意味を要約・ベクトル化して蓄積する。
本技術により、キーワードの一致に依存せず取引構造やビジネスモデルが類似する契約書を意味ベースで一括検索できるようになる。取引構造が合致する過去の契約・交渉ナレッジへアクセスしやすくなることで、法務部門の審査品質向上と事業部門の契約スピード加速の両立につながるとしている。
本特許技術を基盤とし、契約AIエージェント「Contract Flow Agent(CFA)」のAI機能群「Hubble AI」への組み込みが行われている。これにより、ユーザーが検索する手間をかけずに、AIが閲覧権限のあるドキュメントからビジネスモデルの近い類似契約書を自動提案する機能(※旧・類似コンテキスト検索機能のアップデート)が実装されている。
特許の概要
- 特許番号:第7927135号
- 登録日:2026年9月17日
- 発明の名称:データベースを構築するための装置、方法及びそのためのプログラム
- 技術分野:生成AIとエンベディング(ベクトル化)技術を組み合わせ、契約書の交渉過程を含めた高度な検索データベースを構築するシステム・プログラム
- 出願時プレスリリース(2025年9月19日配信):https://hubble-docs.com/news/cfa-patent-filing-2025
株式会社Hubble 概要
株式会社Hubbleは、契約業務基盤の構築と定着を支援するクラウドサービス「Hubble」などを提供している。
- 所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東1丁目32-12 渋谷プロパティータワー7階
- 取締役:早川 晋平(CEO) / 藤井 克也(CTO) / 酒井 智也(CLO 弁護士)
- 会社概要URL:https://hubble-docs.com/about
本記事は株式会社Hubbleの発表をもとに作成されています。
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