ユキイプラス、2026年産水稲で農業用ドローン直播を10ha以上受託
滋賀県東近江市に本社を置く株式会社ユキイプラスは、2026年産の水稲生産において、農業用ドローンによる直播を10ha以上受託した。播種から施肥、除草剤散布、防除まで一連の散布作業をドローンで対応し、「にじのきらめき」の圃場では反収11俵を記録した。同社はドローンを活用した農作業支援を通じて、農業者の負担軽減と地域農業の持続に向けた取り組みを進めている。
背景と受託サービスの概要

農業従事者の高齢化や担い手の減少が進む中、水稲栽培では春の限られた時期に育苗や田植えの負担が集中する。種籾を水田に直接まく直播は育苗や移植作業を省ける栽培方法として期待される一方、収穫につなげるには播種後の水管理や生育状況に応じた対応が求められる。
こうした背景から、株式会社ユキイプラスはドローンによる播種だけでなく、肥料や除草剤の散布、防除まで一連の作業を受託し、栽培期間を通じて農業者と伴走するサービスを展開している。
2026年産の取り組みと伴走型支援

2026年産では、同社が10ha超の水田でドローン直播を実施した。滋賀県内では「きぬむすめ」に加え、「キヌヒカリ」「コシヒカリ」「にじのきらめき」「日本晴」「吟おうみ」の計6品種を扱った。

取り組みでは、農業者が代かきや日常の管理を担当し、同社がドローン作業や栽培相談を担った。種籾には「りもみんコーティング」を採用し、代かき完了後にドローンで播種を行った。播種後は除草剤の散布計画を農業者と相談して作成したほか、AIなどの情報も参考に生育状況を確認しながら追肥の時期や施用量を決定した。また、福井県、石川県、千葉県の協力先とも直播に取り組んだ。
収穫成果と今後の課題

受託圃場はすべて収穫を迎え、その他一般品種では7~9俵、多肥栽培に取り組んだ「にじのきらめき」の圃場では最大11俵を記録した。受託先である中里営農組合からは、約1町5反の田植えに丸1日かかっていた作業が、ドローン直播により播種から肥料散布まで2〜3時間で終了した点などが評価された。
一方で、天候不順などの影響により収量が伸び悩んだ圃場もあり、同社は播種条件や管理状況、気象条件を振り返り、次年度の改善につなげるとしている。
株式会社ユキイプラス 会社概要
- 所在地:滋賀県東近江市中里町617
- 代表取締役:雪井 将
- 事業内容:農業ドローンを活用した受託サービス、農業ドローンの販売・教習・整備
- ウェブサイト:https://yukii-plus.com/
本記事は株式会社ユキイプラスの発表をもとに作成されています。
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