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日本製紙クレシアらの紙おむつ開発が2026 年度グッドデザイン賞を受賞

日本製紙グループで東京都千代田区神田駿河台4-6に本社を置く日本製紙クレシア株式会社(代表取締役社長:藤原隆史)の開発部門と、一般社団法人 日本福祉環境整備機構(代表理事 太田浩史)による紙おむつ研究開発活動「ライフボイス-ラボ(共創型紙おむつ開発Life-Voice Lab.)」が、2026 年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。同取り組みは、カフェ併設型デイサービス施設「KEY STATION(キーステーション)」を拠点とし、介護現場の実態を汲み取りながら商品開発を進める共創型のプロジェクトである。高齢者を調査対象としてではなく、豊かな生活経験を持つ「老いの専門家」と位置づけた開発手法などが評価された。

高齢者を「老いの専門家」と捉える商品開発

「ライフボイス-ラボ」は、デイサービス施設を拠点に、介護を受ける人、家族、施設職員、そして日本製紙クレシア株式会社の研究員が連携して排泄ケアの実態を理解し、より良い紙おむつの開発につなげる取り組みである。

同活動では、高齢者を単なる調査対象として扱うのではなく、生活経験を有する「老いの専門家」として位置づけている。日常の動作や対話を通じ、言葉にしにくい困りごとや心理的負担をすくい上げ、製品開発に反映させる活動を継続してきた。

日常的な関係性から課題を汲み取る調査方式

本取り組みのデザインにおけるポイントとして、以下の点が挙げられている。

  • 調査者がデイサービスに出入りしてもだれも驚かないくらい、普段から開かれた施設の運営・オープンな雰囲気があること
  • 慣れた場所や相手(職員)を通すことで、羞恥心などの言語化困難な要素もより深く汲み取れる、自然な調査方式であること
  • この取り組みの中では、高齢者が老いの専門家であり、商品開発者であり、社会の担い手となっていること

排泄ケアに関する課題は羞恥心や遠慮が伴うため、一般的なモニター調査やインタビューでは本質的なニーズを捉えにくい側面がある。施設内での自然な関わりを通じることで、実態に即した声の収集を可能にしている。

グッドデザイン賞の審査委員は、高齢者を単なる調査対象やサービスの受け手ではなく、生活や老いについて固有の知識をもつ専門家と位置づけ、商品開発プロセスに継続して参画する仕組みを構築した点を高く評価した。

日常的に利用するデイサービスを舞台に、利用者との関係性の中から言葉だけでは捉えにくい経験を理解して開発につなげている点に独自性があるとし、このプロセス自体が高齢者にとって自身の経験や意見が社会に生かされる機会をもたらしている点にも言及している。

取り組みおよび組織の概要

受賞対象となった取り組みおよび共同受賞者の概要は以下の通りである。

  • 取組名称:ライフボイス-ラボ(共創型紙おむつ開発Life-Voice Lab.)
  • 共同受賞者:一般社団法人 日本福祉環境整備機構 代表理事 太田浩史
  • 共同受賞者住所:東京都板橋区上板橋1丁目19番16号 アソルティ上板橋203
  • 共同受賞者URL:https://kamiita.city/
  • グッドデザイン賞ウェブサイト紹介ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/35053

共同受賞者である一般社団法人 日本福祉環境整備機構は、東武東上線上板橋駅南口の商店街にあるコミュニティカフェ併設型のデイサービス「KEY STATION(キーステーション)」を運営している。

本記事は日本製紙クレシア株式会社の発表をもとに作成しています。

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