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高橋大輔が曽我五郎役に挑戦、名古屋をどりで新作舞踊劇を10月上演へ

日本舞踊西川流が主催する「名古屋をどりNEO傾奇者(第79回名古屋をどり)」にて、新作NEO舞踊劇「仇討ちの福音」が岡谷鋼機名古屋公会堂で上演される。主役の曽我五郎役をフィギュアスケーターの高橋大輔が務め、人形浄瑠璃文楽座の太夫で「切語り」を務める十一代目 豊竹若太夫らが出演する。1193年に起きた日本三大仇討ちの一つ「曽我の仇討」と、愛と赦しを説いたイエス・キリストの物語を同じ舞台で交差させる構成となっている。

曽我物語とキリストの生涯が舞台上で交差

新作NEO舞踊劇「仇討ちの福音」は、「復讐の果てに、人は救われるのか」という問いをテーマに据えた作品である。

鎌倉時代、父・河津三郎祐泰を工藤祐経に殺された曽我五郎と兄・十郎が仇討ちへ向かう物語と並行して、マリアへの受胎告知、イエスの誕生、奇跡、最後の晩餐、十字架上の受難、復活といった聖書の世界が描かれる。怒りに突き動かされて復讐へ進む五郎と、憎しみを向けられながら赦しを祈るイエスという対照的な生き方を提示し、日本人が親しんできた「曽我物語」を現代の視点から見つめ直す。

曽我五郎役を演じる高橋大輔は、2010年バンクーバー冬季オリンピック銅メダリストであり、世界選手権優勝の実績を持つ。本作では単純な英雄像ではなく、幼少期に父を奪われ、仇討ちに人生を支配されていく中で怒りや葛藤、母への思慕を抱える青年を演じる。フィギュアスケートやアイスショーで培った身体表現を、日本舞踊や演技、立ち廻りの中で展開する。

また、兄の曽我十郎役を名古屋山三郎、十郎の恋人・虎御前役を本田剛文が演じ、虎御前の声はOSK日本歌劇団の華月奏が担当する。

文楽の義太夫節や多彩なジャンルが融合

キリストの物語は、十一代目 豊竹若太夫のオリジナル作品「GOSPEL in 文楽」をもとに、義太夫節と三味線によって語られる。作・演出・作舞は日本舞踊西川流四世家元の西川千雅が手がける。

舞台上では、伝統的な日本舞踊のほか、曽我兄弟と工藤方による立ち廻り、天使たちの群舞、嵐や奇跡の踊り、魔の表現などが展開される。義太夫、三味線、長唄、鳴物といった日本の伝統的な音曲に、演劇、アクション、映像、美術、照明を融合させた舞台空間が構築される。

古典芸能の上演や物産マルシェも展開

公演は2部構成となっており、第1部では序之幕「華舞」、二之幕として長唄「越後獅子」と、歌舞伎舞踊「寿曽我廓対面」が上演される。古典芸能による曽我物語を鑑賞した後に、第2部で新作「仇討ちの福音」を観劇する構成となっている。

会場となる岡谷鋼機名古屋公会堂では全館を使用し、2階・4階にJR東海リテイリング・プラスによる中部圏の名産品やグルメを扱うマルシェが出店するほか、館内の特設ステージでの無料イベントや食事スペースの設置も予定されている。

公演概要

  • 公演名: 名古屋をどりNEO傾奇者(第79回名古屋をどり)
  • 開催日: 2026年10月24日(土)・25日(日)
  • 会場: 岡谷鋼機名古屋公会堂(愛知県名古屋市昭和区鶴舞一丁目1番3号)
  • 時間: 昼の部 午前11時~午後2時 / 夜の部 午後5時~午後8時
  • 料金: SS席(1階席)11,000円 / S席(1・2階席)8,800円 / A席(3階席)5,500円(全席指定・消費税込み)
  • 主催: 名古屋をどりの会(株式会社西川)

本記事は名古屋をどりの会(株式会社西川)の発表をもとに作成しました。

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