JPIが宮坂力氏登壇のペロブスカイト太陽電池セミナーを2026年10月に開催へ
JPI(日本計画研究所)は、桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授で工学博士の宮坂 力氏を招き、ペロブスカイト太陽電池をテーマにしたセミナーを開催します。日時は2026年10月14日(水) 16:30 – 18:30で、会場受講のほかライブ配信やアーカイブ配信も実施されます。本セミナーでは、ペロブスカイト太陽電池の発明から世界市場展開に向けた技術の到達点や、量産化と産業競争の勝ち筋について詳説される予定です。
ペロブスカイト太陽電池は日本で発明された技術で、エネルギー変換効率は単結晶Si太陽電池の最高効率と同等の28.0%、Siとのタンデムセルでは35%近くに達しています。溶液塗布(印刷法)を用いた低コスト生産により、軽量でフレキシブルな大面積素子の製作が可能です。
用途は太陽光発電用だけでなく、屋内IoT機器用の光発電素子への実装も進んでおり、屋内照明に対する効率は34%とされています。大面積モジュールの屋外実証試験も活発化するなか、本講義では産業実装と用途拡大の可能性を今後の技術開発とコストの観点から展望し、量産技術の課題や太陽電池廃棄物のリサイクル(鉛の回収)手法についても解説します。
講師を務める宮坂 力氏は、桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授、早稲田大学 特命教授、ペクセル・テクノロジーズ株式会社 代表取締役を務めており、ペロブスカイト太陽電池の発明者として研究や実用開発を牽引し、日本学士院賞や京都賞など国内外の主要賞を受賞しています。
講義項目とプログラム内容
セミナーでは以下のテーマに沿って解説が行われます。
- ペロブスカイト半導体と太陽電池の特徴
(1) 有機無機ハロゲン化ペロブスカイト半導体とその薄膜の光物性 (2) セルの構造とシリコン太陽電池と性能の違い
- ペロブスカイト結晶の製膜方法に隠された技術ノウハウ
(1) 溶液塗布と印刷による薄膜形成法 (2) 緻密・平坦化、欠陥を減らす製膜法
- 性能と耐久性改良の新しい技術
(1) 粒子の界面(grain boundary)がもたらす不効率化の抑制 (2) 電荷輸送層を無くした自己組織化膜(SAM)を使うセル構造
- 耐久寿命の改善にむけた開発の動向
(1) 耐熱性向上のためのオール無機の材料への変換 (2) 耐湿性向上のための界面のパッシベーション
- 日本における軽量フレキシブル太陽電池の開発
(1) プラスチック基板を用いる成膜に求められる特殊技術 (2) 実用化に向けた大面積モジュールの開発と課題
- 環境安全性の確保に向けた対策
(1) 鉛を用いないペロブスカイトの合成と高効率化 (2) 太陽電池の廃棄とリサイクルにおけるペロブスカイトの強み
- 社会実装の動向と市場拡大へのビジネス戦略
(1) モジュール実装の動向と課題 (2) 中国との技術競争の対策
- 関連質疑応答
- 名刺交換・交流会(会場受講者限定)
会場受講者限定で、講師との直接対話や受講者同士の情報交換を行う名刺交換・交流会の場も設けられます。
受講形態は会場受講、ライブ配信受講、アーカイブ配信受講の3種類が用意されています。
- 日時: 2026年10月14日(水) 16:30 – 18:30
- 受講料: 1名 37,640円(税込)、2名以降 32,640円(税込/同一法人・同時申込)、地方公共団体所属の方は2名まで 11,000円(税込/会場・ライブ配信限定・同一受講形態)
- アーカイブ配信追加料金: 会場受講・ライブ配信受講の方は特別料金 18,500円(税込)
- 詳細・申し込みURL: https://www.jpi.co.jp/seminar/17901
- 主催・問い合わせ先: 株式会社日本計画研究所(〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル、TEL.03-5793-9761、FAX.03-5793-9767、URL https://www.jpi.co.jp)

本記事は株式会社日本計画研究所の発表をもとに作成されています。

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