東北電力の附馬牛発電所がリパワリング工事を完了し営業運転を再開
東北電力は、岩手県遠野市附馬牛町にある附馬牛(つきもうし)発電所において、2023年6月から実施していたリパワリング工事が完了し、営業運転を再開したことを発表した。
同発電所は設備の高経年化に対応するため全面的な機器更新を行っており、今後の安定的な発電と水資源の有効活用を目指している。
運転開始から約100年が経過した設備を更新
附馬牛発電所(最大出力3,000kW)は1931年に運転を開始して以降、長年にわたり発電を継続し、電力の安定供給に寄与してきた。しかし、運転開始から約100年が経過して高経年化が進んでいたことから、継続的な水資源の有効活用と安定した発電体制の維持を目的に、リパワリング工事が進められていた。
なお、ここでのリパワリング工事とは、主に水車・発電機等の主要設備を一括更新する工事を指し、工事に伴う出力の増減は問わないものとされている。
機器の統合と電動化により発電効率が向上
今回の工事では機器の全面的な更新が行われた。水車発電機を2台から1台に統合したほか、機器操作のための動力を油圧式から電動式に変更している。
これらの改修により、メンテナンス性の向上による保守管理の省力化や、機器故障率の低減による停止期間の減少につながるとみられている。また、水車発電機の効率が向上したことで、年間で発電する電力量が約6%程度向上する見込みとなっている。
今後の取り組み
東北電力は、引き続き附馬牛発電所の安定運転に努めるとともに、再生可能な純国産エネルギーである水力の有効活用に向けて取り組んでいくとしている。
本記事は東北電力の発表をもとに作成されています。

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