Lib Work、V3D Asiaと資本業務提携 3Dプリンター住宅の海外展開と低価格化へ
株式会社Lib Workは、建設用3Dプリンターなどを手がけるV3D Asia株式会社との間で資本業務提携を行った。今回の提携は、株式会社Lib Workの3Dプリンター建設事業における海外進出と低価格化の推進を目的としている。V3D Asia株式会社が持つ東南アジアでの施工実績や現地ネットワークを活用し、インドネシアやマレーシアを中心とした海外事業の立ち上げを加速させる。
東南アジア展開と低価格化の推進
V3D Asia株式会社は、ブルネイにおいて政府案件として礼拝施設等の公共建築物を3Dプリンティングにより施工し、2025年12月より一般利用が開始されているほか、インドネシア・バタム島やマレーシアで住宅開発プロジェクトを進めている。マレーシアではSIRIM AcademyおよびCIDB(Construction Industry Development Board)と連携し、3Dプリンティング建築を工業化建築システム(IBS)の認定工法として位置付ける取り組みを行っている。国内でも島根県雲南市で一般的なモルタルを用いたオンサイト施工実証などを本格化させている。
株式会社Lib Workは、こうした施工実績と現地ネットワークを活用してインドネシアやマレーシアでの実証およびモデルハウス建設を推進する。また、V3D Asia株式会社の強みである、現地調達可能なモルタル等に独自の添加剤を組み合わせる低コスト施工モデルと、株式会社Lib Workの設計・施工・品質管理や住宅販売の知見を組み合わせることで、住宅としての品質を確保しながら建設総コストの削減を図る。
これにより、2026年8月21日に公表した中期経営計画「LIB EARTH SHOT 2029」に掲げる、2029年6月期の海外売上高比率3%以上および3Dプリンター建設の総コスト(㎡単価)40%削減という目標の達成を目指す。
業務提携における主な取り組み
両社による業務提携では、以下の取り組みを推進する。
- 東南アジア地域における協業及び共同プロジェクトの推進:インドネシア・マレーシアを中心に、現地で調達可能な材料を活用した住宅供給モデルの確立に向けた実証と共同プロジェクトを展開する。
- 日本市場における協力体制:両社の技術や事業基盤を活用し、日本市場における3Dプリンター住宅の実証と事業化に向けた協力を進める。
- 新製品の共同開発:材料・装置・施工に関する技術と住宅設計の知見を組み合わせ、低コスト化に向けた新製品の共同開発を行う。
資本提携の内容と両社の概要
今回の資本提携に伴い、株式会社Lib WorkによるV3D Asia株式会社への出資による議決権所有割合は約10%となる。なお、V3D Asia株式会社は株式会社Lib Workの連結決算対象会社にはならず、出資による同社の経営体制に変更はない。
両社の概要は以下の通り。
株式会社Lib Work
- 代表者:代表取締役社長 瀬口 力
- 本店所在地:熊本県山鹿市鍋田178-1
- 設 立:1997年8月1日
- 資本金:13億2150万円
- 事業内容:戸建住宅事業・プラットフォーム事業・3Dプリンター住宅事業
- URL:https://www.libwork.co.jp

V3D Asia 株式会社(V3D Asia Inc.)
- 代表者:グループ会長兼CEO 小野 和宏、Japan CEO 淺見 潤
- 所在地:東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 日土地ビル2階
- 設立年月日:2022 年6月(2025 年10 月16 日付でApplied Nanotek Japan 株式会社より商号変更)
- 事業内容:建設用3D プリンター(3DCP)の開発、建設用添加剤・材料の開発、3D コンクリートプリンティング(3DCP)による建築物及び土木構造物の施工並びに施工支援
- 主なグループ会社:PT Nuvah Global Indonesia(インドネシア)、Nuvah Sdn. Bhd.(マレーシア)
本記事は株式会社Lib Workの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



