SFGが神奈川の公立中で教職員向け生成AI研修を実施 業務応用や安全利用を支援
SFG株式会社は2026年8月、神奈川県内の公立中学校において、教職員を対象とした生成AI活用研修を実施した。本研修は同社の生成AI事業に携わる尾形・山科・坂本の3名を中心に企画・運営されたもので、特定のツール紹介にとどまらず、安全な利用法や授業・校務へ応用するための基本的な考え方を扱った。同社はこの取り組みを、スポーツ分野で培った現場実装の知見を生成AI領域へ展開する第一歩として位置づけている。
学校現場における生成AI活用の「0から1」を支援
学校現場では教職員が多忙な業務を抱えており、自ら生成AIを体系的に学ぶ時間を確保しにくい実態がある。そこで今回の研修では、利用経験がほとんどない教職員でも安全な基本理解から情報伝達、人間による確認・修正、そして授業や校務への活用方法の検討まで行える状態を「0から1」と定義した。事前アンケートや学校側との打ち合わせを踏まえ、教職員の不安や知りたい内容に合わせて研修内容が設計された。
安全な利用や情報設計を体験する3つのテーマ

研修では、基礎となる考え方を3つのテーマに整理して実施された。1つ目は入力情報の判断基準や個人情報・校外秘情報の取り扱い、ChatGPT画面での安全な利用設定を含む「安全に使う」ことである。2つ目は指示と背景情報を切り分けてAIに伝える「意図した回答を引き出す」ための情報設計を扱った。
3つ目として、教職員自身がChatGPT Projectと参考資料を活用し、中学1年生向けに目的伝達の重要性を教える教材画像を作成する演習を行った。目的や情報をAIへ伝え、不足情報の質問を受けながら修正する一連の流れを体験した。研修後も振り返りができるよう、資料や相談フォームをまとめた専用ポータルも提供されている。
研修後アンケートでは90%が安全な情報入力を自己評価
研修後に実施されたアンケート(回答者数20名)では、「生成AIに入力してよい情報と、入力すべきでない情報を判断できる」という項目に対し、90%が5段階中4または5を選択した。また、「一つの生成AIの使い方から、別の授業や校務への活用方法を考えられる」は75%、「自分の授業や校務の中で、生成AIを活用できそうな場面を考えられる」は70%が同様に4または5と回答している(本アンケートは研修後の自己評価であり、研修前後の能力向上率を示すものではない)。
さらに、今後新しく学びたい内容としては「授業準備・授業案」が75%、「教材・ワークシート・小テスト」が70%となった。企画推進担当の尾形 心潤は、特定のツール操作ではなく環境が変わっても活用できる再現性を重視したとし、教育現場での実践を起点にさまざまな個人や組織への活用支援に広げていきたい考えを示している。
SFG株式会社の概要
SFG株式会社は、データとテクノロジーを活用してサッカー界や教育分野の支援を行う企業である。
- 本社:東京都新宿区
- 代表者:代表取締役 天野莉玖
- 設立:2024年10月
- 事業内容:ITを活用したサッカーのデータ分析、指導者と選手のイメージ共有、サッカーIQの向上支援など
- 会社HP:https://sfg-sports.com/
本記事はSFG株式会社の発表をもとに作成。
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