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国内支援6団体が連携し10月にディスレクシア月間キャンペーンを実施へ

国内でディスレクシア支援に関わる6団体で構成されるディスレクシア月間ALL JAPAN実行委員会は、10月をディスレクシア月間とするキャンペーンを実施する。これに伴い公式ホームページが開設された。各団体は10月を中心に、イベントや講座の開催、図書館等への働きかけ、SNSを通じた情報発信などを展開する。

ディスレクシアは知的発達に遅れがないものの、文字の「読み書き」に著しい困難がみられる学習障害(LD)である。日本語においては人口の約8%に存在するとされている(Uno et. al. 2009. Reading and Writing. )。生まれつきのディスレクシアは正式には「発達性ディスレクシア」と呼ばれるが、広く知ってもらうために本活動では「ディスレクシア」と表現している。日本語話者において英語で困難さが顕著に出る人は少なくないが、その統計は現在ないとしている。一方、英語では10人に1人の割合でいることが知られており、俳優のトム・クルーズさん、映画監督のスティーブン・スピルバーグさん、落語家の柳家花緑さんなど世界各国の著名人も公表している。

ディスレクシアは見た目では判断がつかないため、家庭や学校で気づかれにくいのが現状となっている。読み書き困難を抱えたまま学年が進むと、授業についていけない苦痛や周囲の無理解により、自己肯定感の低下や二次障害、不登校につながるケースも少なくないとされる。文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人に上るほか、不登校児童(小学校)の約35%、不登校生徒(中学校)の約60%に学習障害が認められたとする調査報告(小枝, 2002)もある。学齢期の早い段階から周囲が認知し、支援や配慮を受けられる環境を整え、個人に合った学びの方法を確立することが重要とされている。

海外でも10月にディスレクシア啓発キャンペーンが行われており、国連でディスレクシアの日を10月に制定する働きかけがある中、国内でも正しい理解やサポート体制が社会全体に根付くようキャンペーンが実施される。

ディスレクシア月間2026 ALL JAPAN ホームページが開設されており、Peatixを通じてディスレクシア月間2026への参加登録(無料)を行うと、活動に使えるロゴ、チラシ、ディスレクシアがわかる資料をダウンロードできる。登録者は前夜祭や後夜祭に参加できる。

本キャンペーンでは身近な一歩から啓発の輪を広げていくことを目指しており、以下の取り組みを呼びかけている。

  • 周囲(友人・PTA・職場・サークルなど)での話題づくり
  • 地域の図書館への働きかけ(関連図書の展示企画やチラシ掲示など)
  • SNSでの情報発信やハッシュタグ「#ディスレクシア月間」拡散

多くの団体や図書館が自発的にディスレクシア月間にちなんだ展示、関係図書の棚や講演会を企画しているという。

実行委員会の構成団体と主催団体概要

ディスレクシア月間ALL JAPAN実行委員会は、以下の6団体が連携して構成している。

  • 認定NPO法人エッジ
  • 大阪医科薬科大学LDセンター
  • NPO法人全国LD親の会
  • 一般社団法人日本LD学会
  • 日本発達障害ネットワーク
  • 発達性ディスレクシア研究会

【認定NPO法人エッジ 概要】

  • 所在地:〒108-0014 東京都港区芝4-7-1 西山ビル4階
  • 会長:藤堂栄子
  • 設立:2001年10月
  • HP:https://www.npo-edge.jp/
【認定NPO法人エッジ】

認定NPO法人エッジは、ディスレクシアの正しい認識の普及と支援を目的とした特定非営利活動法人として2001年10月に認定設立された。正しい情報の啓発活動、支援者養成、当事者ネットワークづくりを軸に活動している。会長の藤堂栄子は、文部科学省特別支援教育ネットワーク推進委員会、厚生労働省社会保障審議会障害者部会委員など政府委員を務め、発達障害者支援法、障害者差別解消法、教科書バリアフリー法、読書バリアフリー法などの法律に携わっている。

本記事は認定NPO法人エッジの発表をもとに作成。

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