GLGのAIインタビューが機能強化 日本語など新たに9言語と定量設問に対応
東京都港区に本社を置く株式会社Gerson Lehrman Group(GLG)は、音声型のAIエージェントが有識者インタビューを自律実行する「AIインタビュー(AI-Moderated Calls)」の機能強化を発表した。これまで英語のみに対応していたが、新たに日本語をはじめとする9言語に対応した。あわせて、画面をタップして回答できる選択式の設問機能も追加されている。
AIインタビューの特徴と自律対話の仕組み
GLGの「AIインタビュー」は、同社が25年以上にわたり培ってきた有識者リサーチのノウハウをもとに構築された音声対話型のAIエージェント(AIモデレーター)が、クライアントの作成したディスカッションガイドに基づいて有識者インタビューを自律実行するサービスである。
用意された質問を読み上げるだけでなく、あらかじめ設定されたガイドラインの範囲内で有識者の回答に応じて自然な追加質問を行い、トピックを深掘りする。有識者の都合の良い時間にインタビューを実施できるため、日程調整のボトルネックを解消し、多忙な有識者へのリーチを可能にする。また、インタビュー内容は自動で文字起こしされ、クライアント専用ポータル「myGLG」で確認や分析が行える。
多言語対応と定量データ収集の追加機能
今回の機能強化により、対応言語は従来の英語に加え、日本語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語が追加され、計10言語に拡大した。これにより通訳を介さず、有識者が母語でインタビューに参加できるようになり、英語圏以外の地域からも直接意見を収集できる。
また、従来の自由回答形式に加え、選択式、評価スケール、マトリクス形式などの設問を追加できるようになった。回答データはExcel形式で直接エクスポートできるため、分析モデルへの組み込みや指標の抽出も行えるとしている。
主要業界におけるユースケース
本機能は、さまざまな業界での活用が想定されている。
コンサルティングファーム
- 共通の質問を用いて多数の有識者と同時にインタビューを実施し、デューデリジェンスにおける仮説を大規模かつ迅速に検証
- 実名に紐付いた回答により、発言者の裏付けが取れたデータを取得
- 定量回答を直接Excel形式で出力し、分析モデルへ反映
事業会社
- チームメンバーが不在や多忙な際にもAIが調査を進め、インサイトをタイムリーに回収
- 同一の質問を用いた定期的なインタビューにより、バイアスを抑えた比較可能な市場トラッキングデータを収集
- 構造化インタビューを通じ、自社製品やブランドの位置付けを競合他社と比較・評価
金融サービス
- 同一の質問を用いて継続的にインタビューを実施し、バイアスを排除した四半期ごとのチャネルチェックデータを取得
- 幅広い購買層から発言者が明確な顧客の声(VoC)を収集
- AIインタビューによる事前スクリーニング後に担当者が直接深掘りを行うなど、相互補完的な運用を実施
関係者の見解
GLG最高経営責任者(CEO)のGemma Postlethwaite(ジェマ・ポスルスウェイト)氏は、有識者インタビューにおける会話のニュアンスや深み、信頼性を損なうことなく、対話から最大の価値を引き出せるようになると述べている。
また、最高プロダクト責任者(CPO)のJohn Londono(ジョン・ロンドノ)氏は、有識者やクライアントと連携して開発を進めてきたとし、今後もAIを活用した多様な機能群とともに本サービスの開発を継続していく姿勢を示している。
会社概要とお問い合わせ先

株式会社Gerson Lehrman Group
- 公式ウェブサイト:https://glginsights.com/ja/
- お問い合わせ窓口(GLG東京オフィス ビジネスデベロップメントチーム):info.japan@glgroup.com
本記事は株式会社Gerson Lehrman Groupの発表をもとに作成。
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