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フルヤ金属が新千歳工場を竣工、半導体用温度センサー等の生産能力を従来比約2倍へ

株式会社フルヤ金属は、北海道千歳市で建設を進めてきた「新千歳工場」において、2026年9月14日(月)に竣工式を実施しました。2010年の北海道進出から15年の節目を経て移転・拡張した新拠点は、総額約45億円の大型投資により、半導体製造装置向けの温度センサーや石英保護管などの生産能力を従来比約2倍へ高めます。竣工式には、千歳市長 横田 隆一氏をはじめとする行政・経済関係者ら約50名が参列しました。

移転・拡張の背景と生産能力の増強

AIの普及やDXの推進を背景に先端半導体の需要が世界的に高まるなか、半導体製造工程の「拡散炉」内における温度管理は製品の性能や歩留まりを左右する要素となっています。1,000℃を超える高温域での計測を行う「熱電対(温度センサー)」および「高純度石英保護管」の安定供給が課題となるなか、同社は生産拠点の規模を拡大しました。

新設された「新千歳工場」は、敷地面積 約15,000㎡、延床面積 約6,400㎡にスケールアップし、生産能力を従来比約2倍に増強します。新千歳空港から車で7分という立地を生かし、グローバルな供給体制の確立を目指す方針です。

代表取締役社長 古屋 堯民は、つくば工場でひっ迫していた生産機能を拡張・集約しBCP(事業継続計画)の重要拠点として活用することや、来春の本格稼働に向けて高付加価値製品の創出や新規事業の開発を加速させる考えを示しています。また、地域内サプライチェーンの確立に向けた連携や地元雇用などを通じた地域社会への貢献についても述べています。

一貫生産体制とBCP体制の構築

新千歳工場ではクリーンルームを完備し、半導体分野で求められるクリーン度に対応します。茨城県にあるつくば工場で製造する独自技術「R-SP製法」による貴金属熱電対素線と、新千歳工場で加工する高純度石英保護管を組み合わせ、一貫した生産体系を構築します。

あわせて、つくば工場との機能共有や相互補完体制を整えることで、災害時にも安定供給を維持できる体制を推進します。さらに、拡散炉内の熱効率を改善する新部材や使用電力を削減する熱管理機材を国内装置メーカーと共同開発することを予定しており、半導体製造時の消費電力削減による省エネルギー化や脱炭素社会の実現にも寄与するとしています。

新千歳工場の施設概要

新千歳工場の施設概要は以下の通りです。

  • 名称:株式会社フルヤ金属 新千歳工場
  • 所在地:北海道千歳市流通二丁目1番1(千歳流通業務団地内)
  • 敷地面積:15,061.16㎡
  • 延床面積:6,413.45㎡
  • 投資規模:約45億円
  • スケジュール:2025年3月 着工/2026年7月 竣工/2026年秋 稼働/2027年春 操業開始予定
  • 主な事業内容:半導体製造装置向け温度センサーに使用される高純度・高精度な石英保護管を中心とした石英ガラス製品の製造・加工・修繕および関連熱管理機材の開発

株式会社フルヤ金属の会社概要

東京都豊島区南大塚2-37-5に本社を置く株式会社フルヤ金属は、1951年3月創業、1968年8月22日設立の工業用貴金属メーカーです。東証プライム市場(証券コード:7826)に上場しており、資本金は10,662百万円、従業員数は457名(連結ベース/2026年6月30日現在)、売上高は100,139百万円(2026年6月30日現在)です。プラチナやイリジウムなどのプラチナグループメタル(PGM)に特化し、工業用貴金属製品の製造販売やリサイクル事業を展開しています。

本記事は株式会社フルヤ金属の発表をもとに作成しました。 URL:http://www.furuyametals.co.jp/

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