FastLabel、経済産業省及びNEDOが実施する国家プロジェクト「ロボット基盤モデルの研究開発(GENIAC)」に採択
FastLabelのロボット基盤モデル開発事業がNEDOのGENIACに採択 CATEGORY: テクノロジー
FastLabel株式会社は、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボット基盤モデルの研究開発(GENIAC)(補助)(多用途ロボット等を含む)」に採択された。同社はプラント産業の巡視点検業務高度化に向け、4足歩行ロボットのロコマニピュレーション技術およびVLAモデルの開発を進める。九州電力株式会社と連携し、同社の火力発電所を実証フィールドとして実地検証を行う。
GENIAC初の多用途ロボット対象公募で採択
本取り組みは、国内の生成AIの開発力強化と社会実装の促進を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の支援を受けて実施される。GENIACにおいて、多用途ロボットを対象としたロボット基盤モデルの研究開発に係る公募は今回が初となる。
採択された取組テーマは「プラント産業の巡視点検業務高度化ソリューション構築に向けた4足歩行ロボットロコマニピュレーション技術及びVLAモデル開発」である。
九州電力の火力発電所で実地検証を実施
日本のプラント産業では、労働人口の減少や設備老朽化、保全技能の継承難を背景に、巡視点検業務の高度化と省人化が課題となっている。特に発電所などの現場では、環境認識や移動、設備操作、状態確認、異常兆候の把握など多様な作業と判断が連続して求められ、既存のロボットソリューションのみでの対応が難しく熟練人材に依存する場面が多い。
本事業では、4足歩行ロボットの移動(ロコモーション)性能とマニピュレーション能力を統合したロコマニピュレーション技術の開発や、実用性の高い巡視点検自動化基盤の構築を進める。FastLabelは共同研究先である九州電力と連携し、稼働中の火力発電所で実地検証を行う。
実環境への早期導入と周辺産業への展開を目指す
本事業では、実機とシミュレーションを組み合わせた教師データ整備、現場要件に基づく評価、VLAモデルの高度化を通じて実環境での早期導入を目指す。FastLabelはデータ設計や学習データ整備、モデル開発、評価の知見を蓄積し、将来的には産業横断での導入拡大を図るとしている。
中長期的には電力業界で得られた知見をもとに、ガスやデータセンターなど周辺産業への展開も視野に入れ、フィジカルAIの社会実装を加速させる方針である。
各関係者からのコメント
FastLabelの代表取締役社長である鈴木健史は、採択への謝意を示したうえで、九州電力などのパートナーと連携して現場で真に使えるロボット基盤モデルの開発に取り組み、巡視点検の高度化と省人化、産業インフラの持続可能性向上に貢献していく意向を示した。
また、本事業アドバイザーである九州電力の岩淵宏信DX推進部長、株式会社安川電機の久保田由美恵AIロボティクス統括部長、法政大学の小宮昌人准教授からも、労働人口減少などの課題解決やインフラ現場でのAIロボティクス活用、グローバル展開への期待が寄せられている。
会社概要
- 社名: FastLabel株式会社
- 所在地: 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル24階
- 代表: 代表取締役社長 鈴木 健史
- 事業内容: Data-centric AI開発を支援するプロフェッショナルサービスとプロダクトの提供
- URL: https://fastlabel.ai/service/robotics
本記事はFastLabel株式会社の発表をもとに作成。
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