日立、社会インフラAIソリューションHMAX拡充 データセンター向けなど追加
株式会社日立製作所は、社会インフラをAIで革新する次世代ソリューション群「HMAX by Hitachi(以下、HMAX)」の拡充を発表しました。データセンター事業者向けのドメイン対応型ソリューションに加え、領域を横断して支える3つの共通ソリューションを新たに追加し、提供を開始します。現場の状況理解や自律的な判断・制御を支援するフィジカルAIの実装基盤を整え、社会インフラの持続的な運用を支える狙いです。
今回追加されたソリューション群は、ドメイン対応型と横断的な共通ソリューションで構成されています。
- HMAX Data Center
データセンターインフラの自律運用・保守から全体最適化までをワンストップで提供するソリューションです。日立グループの設備運用知見とフィジカルAIを組み合わせ、電力・IT・冷却設備の統合監視や障害の相関分析、運用改善を伴走支援します。
- HMAX Cyber
高度化するサイバー攻撃からシステムを保護し、事業継続を支援するオペレーショナルレジリエンスサービスです。「Govern & Identify」「Manage」「Recover」の3カテゴリーを通じて、24時間365日の監視や有事の早期復旧を担います。
- HMAX Data Fabric / HMAX AI Operations
現場データや熟練者の暗黙知をオントロジーに基づいて体系化・蓄積するデータ基盤「HMAX Data Fabric」と、監視・運用を担う「HMAX AI Operations」を提供します。専門チーム「Physical AI FDE Team」が現場知の抽出から基盤構築、運用までを一気通貫で支援します。
社会インフラの現場では、維持・管理すべき設備やシステムが拡大する一方、労働力や熟練技術者の不足が深刻化しています。これに対し、現場状況を自律的に判断・制御するフィジカルAIへの期待が高まっています。
一方で、フィジカルAIの実装には、現場データや暗黙知をAIが解釈できる形で統合することや、継続運用を支えるセキュリティ、AI処理を担うデータセンターの整備が不可欠です。日立は、培ってきたIT、OT(制御・運用技術)、プロダクトの強みを組み合わせることで、これらの課題に対応するとしています。
今後の展開とイベントでの紹介予定
日立は今後もHMAXのラインアップ拡充を進め、社会インフラ全体を自律的に制御・最適化する「OS」への進化を目指す方針です。
なお、今回発表されたソリューション群は、2026年9月3日から4日に開催されるイベント「Hitachi Social Innovation Forum 2026 JAPAN」で紹介される予定です。
日立製作所の概要
- 売上収益:10兆5,867億円(2025年度/2026年3月期)
- 連結子会社数:606社(2026年3月末時点)
- 従業員数:約29万人(全世界)
本記事は株式会社日立製作所の発表をもとに作成。
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