佐賀市、市初のAIオンデマンド交通実証運行を市西部エリアで10月1日から開始へ
佐賀市は10月1日から、市西部エリア(クレオパーク鍋島線周辺)において、市初となる「AIオンデマンド交通(サービス名:予約型のりあい交通)」の実証運行を開始します。決まった時刻表やルートを持たず、利用者の予約に応じてAI(人工知能)が最適なルートと配車時刻を算出して運行する乗合交通システムです。運行区域内に約200か所の乗降地点を設け、2026年10月1日から2027年1月30日までの4か月間にわたり実施されます。

市西部地域の交通課題解決に向けた検証
今回の運行区域である市西部地域(市営バス「クレオパーク鍋島線」周辺)では、バス停から離れていて路線バスを利用しにくい「公共交通空白地域」の存在が課題となっています。また、クレオパーク鍋島線は通勤・通学時間帯の利用者が多い一方、日中の利用者は平均3~4人程度にとどまっています。佐賀市が令和7年度に実施した調査でも、既存の路線バスのみでは対応が難しい多様な移動ニーズが確認されており、日中の時間帯に試験導入することで地域を面的にカバーする新たな運行体制を検証します。
市長は、AIオンデマンド交通により既存のバス路線では対応できなかった移動ニーズなどに応え、自宅近くから目的地へ直接移動できる環境を整えることで、買い物や通院などの選択肢が広がることに期待を示しています。
AIによる最適配車と約200か所の乗降地点
導入される仕組みでは、AIが最適な相乗りルートをリアルタイムで計算し、効率的な移動を実現します。乗車前にはリマインドが届く仕組みとなっており、運行区域内(約13平方キロメートル)に設置された約200か所の乗降地点間を移動できます。これにより、バス停までの距離や日中の便数の少なさ、乗り継ぎの不便さといった移動に関する負担の軽減を図ります。
運賃体系と利用手順
利用時は、初回のみ利用者登録を行い、アプリまたは電話で利用日時と乗車地点、降車地点を指定して予約した上で、指定の乗降地点から乗車します。運賃は1人1乗車300円で、小学生、障がいがある方、70歳以上の高齢者は半額、乳幼児は無料となります。

実証運行の概要

実証運行の詳細は以下の通りです。
- 運行期間:2026年10月1日(木)〜2027年1月30日(土)
- 運行曜日:月曜日〜土曜日(祝日含)
- 運行時間:9時〜15時
- 運行区域:市西部エリア(市営バス「クレオパーク鍋島線」周辺)※鍋島・開成・嘉瀬・新栄・日新・勧興・神野の各小学校区の一部
- 乗降地点:約200か所
- 運賃:1人1乗車300円(小学生・障がいがある方※・70歳以上の高齢者は半額、乳幼児無料)※「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」等の提示が必要です。同乗の介護者も1名まで半額
- 予約方法:アプリまたは電話
- 運行方法:予約に合わせてAIが最適ルートと配車時刻を設定し、相乗りで運行

本記事は佐賀市の発表をもとに作成しています。 佐賀市公式HP「予約型のりあい交通 の実証運行を開始します。」 https://www.city.saga.lg.jp/sangyo-machizukuri/toshi-kotsu/8/8534.html
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