ヤナセが2026年10月に持株会社体制へ移行、商号変更と事業承継を予定
東京都港区に本社を置く株式会社ヤナセは、2026年10月1日付で持株会社体制へ移行し、商号を株式会社ヤナセホールディングスに変更すると発表した。メルセデス・ベンツ事業については同日付で会社分割を行い、新設する「新」株式会社ヤナセへ承継する。持株会社がグループ全体の戦略立案および経営統括を担い、事業会社はメルセデス・ベンツ事業の運営に特化する体制を整える。
持株会社体制への移行と新会社の役員人事
移行に伴い、ヤナセホールディングスがグループ全体の戦略立案と各グループ会社の経営統括を担う。
メルセデス・ベンツ事業(新車・中古車販売、アフターセールス、保険代理店業、ファイナンス、レンタカー各事業)を承継する「新」株式会社ヤナセでは、代表取締役会長に現ヤナセ代表取締役社長執行役員の森田考則氏が、代表取締役社長には現ヤナセ代表取締役常務執行役員営業統括本部長の須賀智夫氏が就任する予定となっている。
経営環境の変化と持株会社化の背景

ヤナセは持株会社化の判断に至った背景として、自動車販売・整備業界を取り巻く複合的な課題を挙げている。少子高齢化に伴う地域経済の衰退、SDGs課題への意識の高まりとお客のクルマに対する価値観の変化、電動化・自動運転化・ソフトウェア化などの技術進展に伴うメーカー間の国際的な勢力変化が進行している。さらに、政治経済の不確実性や地域紛争による資源・燃料供給の混乱に伴う価格高騰などから、今後の競争激化が予想されているという。
同社は、堅固な事業基盤を保ちながら全天候型経営の実現を目指すためには、意思決定と事業推進の両面で機動性と迅速性を向上させることが不可欠と判断したとしている。今後はグループが保有する経営資源の最大化を図るとともに、グループ共通の企業統治方針と経営管理手法を適用し、一貫性や透明性、将来の成長戦略への対応力を高めていく方針だ。
持株会社体制のもとでのグループ各社および取扱いブランド等は以下の通りとなる。
- 株式会社ヤナセホールディングス
- 株式会社ヤナセ(メルセデス・ベンツ)
- ヤナセバイエルンモーターズ株式会社(BMW)
- 株式会社ヤナセグローバルモーターズ(キャデラック、シボレー)
- ヤナセオートモーティブ株式会社(アウディ、フォルクスワーゲン)
- ヤナセプレストオート株式会社(ポルシェ)
- ヤナセフィオラーノモトーリ株式会社(フェラーリ)
- ヤナセEVスクエア株式会社(BYD)
- ヤナセブランドスクエア株式会社(ヤナセ認定中古車)
- 株式会社ヤナセオートシステムズ
- 株式会社ヤナセインシュアランスサービス
- 株式会社ヤナセウェルサービス
- 株式会社ジップ(中古車オークション)
本記事は株式会社ヤナセの発表をもとに作成。
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