JR西日本とLuup、ポート拡大で沿線まちづくり推進
JR西日本とLuupは、JR西日本沿線エリアの発展と利便性向上を目指し、ポート導入エリアの拡大とその効果検証に取り組むことを発表した。具体的には、山陽本線朝霧駅エリアへのポート設置と、既存設置駅での利用データ分析を開始する。
両社は2021年3月より連携し、大阪・京都・神戸エリアでシェアサイクルサービスを提供してきた。今回の取り組みでは、朝霧駅および周辺の集合住宅や商業施設等にポートを設置し、駅とまちを繋ぐ新しい移動手段を提供することで、利便性やアクセス性の向上、まちの魅力発見に貢献することを目指している。
モビリティポートの設置により、駅やまちの不動産の空きスペースが活用されるだけでなく、利用者の利便性向上、まちの回遊性の向上にも寄与することが期待される。両社は連携覚書を締結し、既存設置駅や新設となる朝霧駅エリアでの利用について検証する。
今後もJR西日本とLuupは、人々の多様な移動ニーズを捉え、新たなエリアへのシェアモビリティ導入を推進することで、沿線まちづくりに向けて取り組んでいく方針だ。
Luupは、電動キックボードや電動アシスト自転車などのシェアリングサービス「LUUP」を東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸・名古屋・広島・仙台・福岡で提供している。電動マイクロモビリティの普及によるCO2削減と、高齢者も乗ることができる新しい電動モビリティの導入を実現し、すべての人が安全・便利に移動できる持続可能な社会の実現を目指している。