結婚式の主流は再び「挙式と披露宴」に

株式会社ベルコは、全国の20歳から49歳までの既婚者と未婚者を対象に、結婚式に関するアンケート調査を実施した。調査期間は2024年6月24日から7月7日までで、合計4,338名から回答を得た。

既婚者のうち、過去5年以内に結婚式を挙げた人の結婚式スタイルは、「挙式と披露宴又はウェディングパーティー」が全体の7割を占めた。コロナ禍初年の2020年では「挙式のみ」が主流となったが、2023年以降は「挙式と披露宴等」が2019年と同等に回復している。結婚式を挙げた理由は、「親・親族に感謝し、喜んでもらうため」が過半数の51.0%と最も高かった。また、結婚式を挙げて良かったと思った人は84.7%に上った。

一方、過去5年以内に婚姻したが結婚式を挙げなかった人の理由は、「結婚式の必要性を感じていなかった」が40.8%と最も多かった。改めて結婚式を挙げたいと思う人は少なく、「挙げたいとは思わない」が59.9%と過半数を占めた。

将来の子どもの結婚式への思いについては、結婚式を挙げた人と挙げなかった人で異なる結果となった。結婚式を挙げた人の62.9%が子どもに結婚式を挙げてほしいと考えているのに対し、結婚式を挙げなかった人では29.2%にとどまった。

本調査結果から、コロナ禍を経て結婚式スタイルは「挙式と披露宴等」が再び主流になりつつあることがわかった。また、結婚式を挙げるかどうかは、親族への感謝の気持ちや紹介の場としての意味合いが大きく影響していることが明らかになった。