QOが生活者見立て通信を公開 人の気配を活用するセルフケアに着目
リサーチとプランニングを手掛けるQO株式会社は、2026年9月7日に生活者見立て通信の第21回『「人の気配」をBGMにして自分を整える、新しいセルフケアのかたち』を公開しました。生活者見立て通信は、主にマーケティングの戦略立案に関わる層を対象に、トレンドや生活者インサイトをプランナー独自の視点で解説するレポートです。今回は、孤独感とつながり疲れのジレンマを抱える生活者の動向を取り上げています。
孤独感とつながり疲れの間で生じるジレンマ
株式会社野村総合研究所の調査では全体の4割以上が日常において孤独を感じると回答し、特に40〜50代で増加傾向がみられます。また株式会社オトバンクの調査では、正社員の43.3%がリモートワーク中に孤独感を経験していると報告されています。

一方で、株式会社NTTドコモのモバイル社会研究所のデータによると、SNS利用者のうち男性は約5~6割、女性は約6〜7割がSNSによる情報疲労を感じています。さらに株式会社SHIBUYA109エンタテイメントのSHIBUYA109 lab.のレポートでは、若者世代の学生において自分や他人、情報へのアテンションがストレスを増幅させている実態が明らかになりました。生活者は、孤独の回避とつながり疲れの回避の狭間でジレンマを抱えている状況にあります。


人の気配を活用する環境調律型セルフケア
QO株式会社のプランナーは、生活者が周囲の人の気配や空気感をBGMのように活用して心と行動を自然に整える「環境調律型、セルフ・チューニング」という見立てを提示しました。背景には、言葉に頼らず存在を感じ合う「位置シェアラー」や、他人の作業風景を流す「Study with me」といった、ただつながっているだけのコンテンツの広がりがあります。
担当した川村 陶子氏、磯矢 宗治氏、松﨑 さくら氏は、生活者が人の気配を借りて自分が機嫌よく過ごすための環境を自律的に整えようとしているとし、この視点が心地よい生活環境やセルフケアを提案する鍵になると分析しています。
検証調査ではZ世代の共感度が53.1%を記録
QO株式会社が実施した検証調査によると、今回の見立てに対する全体の共感度は40%だった一方、Z世代では53.1%と他世代よりも高い結果となりました。回答者からは、会話はなくても一人ではない点に興味を持ったという声や、掃除や料理をしながら友人と通話しているため共感できるといった意見が挙がっています。

同社は公式noteで制作のこぼれ話を公開しているほか、アーカイブなどを掲載するサイト「MITATE Insight Lens」も展開しています。
QO株式会社 会社概要
- 代表取締役社長:恒藤優
- 本社:東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル9F
- 設立:1965年6月
- 事業内容:リサーチソリューション事業、マーケティングプランニング事業
- URL:https://www.q4one.co.jp/
本記事はQO株式会社の発表をもとに作成しています。
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