加藤製作所が220t吊りオールテレーンクレーン新型KA-2200Rを発売
東京都品川区に本社を置く株式会社 加藤製作所は、220t吊りオールテレーンクレーンの新型モデル「KA-2200R」の販売を開始しました。
同製品は、従来機の高い性能を継承しつつ下部走行体であるキャリヤをモデルチェンジしたモデルです。最新の排出ガス規制に適合した新エンジンの採用や安全装備の拡充、居住性の向上を図っています。
環境負荷の低減と安全装備の強化
キャリヤには欧州Stage Vの排出ガス規制に適合したDaimler製エンジン(最高出力 390kW/1,600min-1、最大トルク 2,600N・m/1,300min-1)を採用しました。新たに尿素SCRとDPFの一体型後処理装置を搭載し、粒子状物質(PM)を集積・除去してススの粒子排出を低減しています。また、国土交通省の「超低騒音型建設機械」の指定を取得しています。
安全面では、左折時の巻き込みを防ぐ側方衝突警報装置を新たに標準装備しました。レーダーが左側方の自転車や歩行者などを検知し、衝突の恐れがある場合には警報やランプ点灯で運転手に注意を促します。
高剛性ブームと多彩なジブによるクレーン性能
上部クレーン用にもDaimler製エンジン(最高出力 205kW/2,200min-1、最大トルク 1,100N・m/1,200min-1)を搭載しています。クレーン部には5段高剛性フルパワーブームを採用し、用途に応じて3段SLジブやヘビーリフトジブ(HLジブ)を組み合わせることが可能です。各仕様の吊上げ能力などは以下の通りです。
- 5段高剛性フルパワーブーム:最大吊上げ能力 220t、最大ブーム長さ 55m、最大作業半径 52m、最大地上揚程 55.3m
- 3段SLジブ:最大吊上げ能力 24t、最大ジブ長さ 30.0m、最大作業半径 66.0m、最大地上揚程 87.7m
- ヘビーリフトジブ(HLジブ):最大吊上げ能力 84t、最大ジブ長さ 54m、最大作業半径 80.0m、最大地上揚程 110.7m
独自開発の6軸キャリヤと快適な居住空間
足回りには同社が独自に開発した6軸クレーン専用キャリヤを採用しています。直線走行時の操舵角を調整する走行速度に応じた操舵角制御や、5つのステアリングモードを備えた電子制御リヤステアリングシステムを搭載しました。ブレーキには全輪フルエアーディスクブレーキを採用し、パッドの摩耗を知らせるブレーキパッド残量警報装置を備えています。
キャリヤキャブ内は運転席と助手席の間を移動できるウォークスルー構造とし、両座席にエアサスペンションシートを導入しました。運転席から出ることなく展開と格納ができる仮眠用格納式ベッドや、新型エアコン、キャブ内からアクセスできるエンジンメンテナンス用ハッチを装備し、居住性と作業性を向上させています。
商品および会社の概要
商品概要は以下の通りです。
- 名称及び型式:KA-2200R
- 発売日:2026年9月
- 標準小売価格:¥422,000,000(税別)より ※販売価格は装備等により異なります
- 販売目標:4台 / 年
製造・販売元である株式会社 加藤製作所(代表取締役社長:加藤 公康)は、建設用クレーンや油圧ショベルなどの製造・販売を手掛けています。
- 所在地:〒140-0011 東京都品川区東大井1-9-37
- 創立:1895年3月(明治28年)
- 設立:1935年1月(昭和10年)
- URL:https://kato-works.co.jp
本記事は株式会社 加藤製作所の発表をもとに作成しました。
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