ハート出版、元外交官梅田邦夫氏の書籍こうして中国は日本を動かすを刊行
ハート出版は、元中国公使やベトナム・ブラジル大使を務めた梅田邦夫氏の著書『元外交官が見た こうして中国は日本を動かす』を刊行しました。長年外交の最前線で中国と向き合ってきた著者の経験をもとに、中国が日本に及ぼす影響力や日本の向き合い方を考察しています。
外交現場での実体験から描く中国の実像
本書は評論やニュースの解説にとどまらず、著者が中国勤務中に見聞きした出来事や中国側関係者と接した経験、ベトナムやブラジル、太平洋島嶼国などでの外交活動を通じて把握した中国の影響力を積み重ねて構成されています。
著者自身が中国への関心を深めた契機として、2004年に起きた在上海日本総領事館員の自殺事件や、現地での反日感情、諜報活動を見聞きした経験が挙げられています。抽象的なイメージや根拠のない恐怖を煽るのではなく、外交官としての実体験を出発点として中国の動向を分析しています。
書籍の主な構成と提示される論点
本書では、中国の国家戦略や社会の多様性を理解し、隣国として冷静に向き合う必要性が示されています。主な内容は以下の通りです。
- 「中国から目を逸らさない」――反日運動の現場で感じた違和感
- 軍事力だけではない――中国の「超限戦」とは何か
- 「ハニートラップ」から情報収集まで――外交官が見た諜報工作
- 中国人を一括りにしない――「警戒」と「共生」の両立
- 中国は日本だけを見ているのか――ブラジル、ベトナム、太平洋島嶼国から見る中国
- 「日本は中国にどう対応すべきか」――最終章で示される具体策
- 「中国を恐れる」のではなく、「中国を知らないこと」を恐れる
中国の動きを分析するだけでなく、情報戦への影響や技術・情報の流出、国際社会への発信力、経済的な依存関係、人口減少に伴う外国人材の受け入れといった日本側の課題についても言及されています。
著者略歴と書籍の仕様
著者の梅田邦夫氏は1954年3月広島生まれで、京都大学を卒業しました。1978年に外務省に入省し、人事課長、南部アジア部長(東南アジア・南西アジア担当)、国際協力局長を歴任したほか、ペルー、アメリカ、国際連合日本代表部、中国などで勤務しました。在中国日本大使館の首席公使を経て、2014年に駐ブラジル全権大使、2016年に駐ベトナム全権大使を務めました。

2020年4月の退職後は、外務省参与(中南米日系社会連携大使、査察担当大使)、富士通シニア・アドバイザー、NIDEC社外取締役、日本経済研究所上席研究主幹、東京ガス顧問などを経て、現在は中曽根世界平和研究所副理事長、外国人材共生支援全国協会(NAGOMi)副会長、海外日系人協会理事、日本サッカー協会国際委員などを務めています。主な著書には『ベトナムを知れば見えてくる日本の危機』(小学館)、『ブラジル日系人の日本社会への貢献』(東京図書出版)などがあります。
書籍の概要は以下の通りです。
- 書名:元外交官が見た こうして中国は日本を動かす
- 著者:梅田邦夫/著
- 発行:ハート出版
- 発売:2026.09.10
- 仕様:四六判・208ページ
- 本体:1500円(税別)
- ISBN:978-4-8024-0265-1
- 商品URL:https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0265-1.html
本記事はハート出版の発表をもとに作成されています。
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