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TGES、八重洲・日本橋でスマエネ事業開始 熱製造効率約15%向上へ

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:上中 孝之、以下「TGES」)は、八重洲・日本橋スマートエネルギーネットワーク事業を開始しました。新たに竣工したTOFROM YAESU TOWERの地下に新設した日本橋地域冷暖房センター第二プラント(新プラント)と、既存の日本橋地域冷暖房センター第一プラント(既存プラント)を連携させ、スマートエネルギーネットワーク(スマエネ)を構築しています。これにより、新プラント竣工前と比べ熱の製造効率を約15%向上させるとともに、地域のレジリエンス強化を図ります。

新旧プラントの連携とレジリエンス強化

本事業では、新プラントを既存プラントとネットワーク化し、最新鋭のターボ冷凍機などの高効率な熱源システムをエリア全体で活用します。再開発ビル内に新設したガスコージェネレーションシステム(CGS)とも連携し、発電時の排熱を活用することで、事業開始前と比べ熱の製造効率が約15%向上する見込みです(2019年度の既存プラントの運用実績と、両プラント連携による最適利用の試算値に基づく総合エネルギー効率の比較)。

CGSには停電状態で発電機を自立起動させるブラックアウトスタート機能を採用しており、中圧ガスや冷却水の補給が継続されている前提で、災害等による停電時にも必要な電力供給を継続します。あらかじめ設定した供給量で発電電力を活用した熱供給も行えます。また、2ヵ所のプラントの熱源設備を連携運用することで、設備停止時にも相互バックアップが可能な体制としています。

なお、新プラントは、2026年9月に第一期が開業するTOFROM YAESUの完成に伴う熱需要増加に対応するため、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」で建設されたTOFROM YAESU TOWERの地下4階に新設されました。

AI制御と遠隔監視による運営体制

運転管理においては、AIを活用して気象データや運転実績に基づく熱負荷予測を行い、導入したSENEMS(スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム)を用いて自動最適制御を実施します。

さらに、東京ガスの監視・制御ソリューションソフトウェア「JoyWatcherSuite」で監視システムを構築し、遠隔監視による点検体制を整備しています。

周辺の再開発プラントを含めた将来構想

本事業のエリア周辺では現在も再開発事業が進められており、併せて整備される地域冷暖房プラントとも連携し、将来的には3つのプラントを一体的に運用する構想です。これにより、供給エリア全体の省エネルギー性能向上と、エネルギー供給体制の強化を目指すとしています。

東京ガスグループは経営ビジョン「Compass2030」において「価値共創のエコシステム構築」や「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げており、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」の下で各種ソリューションを提供していく方針です。

日本橋地域冷暖房センター第二プラント(新プラント)の概要

  • 供給開始日:2026年3月1日
  • 設置場所:東京都中央区八重洲一丁目6番地1号
  • 供給能力:冷熱:約63GJ/h、温熱:約57GJ/h、電力:1,990kW(発電端出力)
  • 主要設備:ガスコージェネレーションシステム:995kW×2台(ガスエンジン発電所)、廃熱投入型吸収式冷温水機:900RT×2台、ガス焚吸収式冷温水機:900RT×2台、ターボ冷凍機:700RT×2台、蓄熱槽:3,000m3、冷水/冷水熱交換器:1,814kW×2台、蒸気/温水熱交換器:2,500kW×2台

本記事は東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社の発表をもとに作成しました。

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