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ランスタッド調査、ライフサイエンス職は社内異動意向が全体平均の約1.6倍

総合人材サービスのランスタッドは、世界のライフサイエンス労働市場の実態を調べた「ランスタッド エンプロイヤーブランドリサーチ 2026 (ライフサイエンス)」の日本国内における詳細調査結果を公開しました。業界魅力度で第1位となったライフサイエンス業界における就労意識や、研究・分析職ならではの傾向が明らかになっています。

給与に次ぎ「やりがい」を重視、WLBの優先度は第5位

調査結果によると、ライフサイエンスのプロフェッショナルが重視する項目として、給与(55.6%)に次いで「やりがいのある仕事内容」が51.1%と高い割合を占めました。日本全体では「快適な雰囲気」が2位、「ワークライフバランス(WLB)」が3位となっている一方、ライフサイエンス職においてWLB(37.8%)は第5位にとどまりました。専門性を高める難易度の高いプロジェクトへの関心が高い傾向がうかがえます。

ライフサイエンス研究・分析職は、社会や環境への貢献や経営ビジョン、研究開発環境を重視する姿勢が日本全体平均を上回る結果となりました。

  • 環境や社会への貢献(社会的パーパスへの共感):ライフサイエンス職 17.8%(日本全体平均 11.9%、差分+5.9pt)
  • 優れた経営陣(強いリーダーシップと確固たるビジョン):ライフサイエンス職 20.0%(日本全体平均 14.7%、差分+5.3pt)
  • 最新テクノロジーの導入・活用(研究開発設備への投資):ライフサイエンス職 14.4%(日本全体平均 10.8%、差分+3.6pt)

社内異動・キャリアチェンジ意向は日本全体平均の約1.6倍

今後6カ月以内の就業意識について、他企業への転職を計画している割合は13.2%(日本全体平均 13.5%)と同水準でした。一方で「同じ企業内での異動・キャリアチェンジ」を計画している割合は8.0%となり、日本全体平均(4.9%)の約1.6倍に達しました。現在の組織に留まりつつ、新しい役割やプロジェクトへの挑戦を通じてスキルを磨きたいというキャリア自律の意識が表れています。

ランスタッド プロフェッショナルタレントソリューション事業本部のシニアコンサルタントである阿多広香氏は、ライフサイエンス人材は単なる労働条件にとどまらず「知的な没頭」を求めており、環境の変化そのものではなく自身の技術や市場価値が停滞することを懸念していると指摘しています。

調査結果を受け、同社は企業に向けて以下の5つの戦略的提言を提示しています。

  1. 「市場連動型」報酬体系とキャリアアップの可視化:市場競争力に見合う報酬体系を維持し、成長に対する評価・還元のキャリアパスを明示する。
  2. 社内公募や配置転換制度の整備:社内での挑戦を後押しするキャリアチェンジ支援を活性化させる。
  3. 「健康・ウェルビーイング支援」の徹底:休暇取得の推奨や業務量管理、メンタルヘルス支援など日々の運用を設計する。
  4. EVP戦略の個別最適化:世代やキャリアステージなどの人材セグメントごとに発信内容や就業体験を最適化する。
  5. デジタル採用と誠実な対面対話の融合:選考を効率化しつつ、技術者やマネジメント層との対話を通じてミスマッチを防ぐ。

調査概要

  • 調査対象:日本国内の18歳から65歳までの学生・就業者・非就業者 4,464名(うちライフサイエンスセクター専門職90名)
  • 実施時期:2026年1月
  • 実施方法:オンラインアンケート(標準回答時間14分)

本記事はランスタッド株式会社の発表をもとに作成しています。

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