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別冊文藝春秋で青山美智子の新作小説が公開へ 梶裕貴の音声AI企画に着想

株式会社文藝春秋が発行する「別冊文藝春秋」は、9月3日より作家・青山美智子氏による書き下ろし小説「愛の声が聴こえたんだ」の公開を開始する。本作品は、声優の梶裕貴氏が立ち上げた音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」に着想を得て執筆された恋愛小説となっている。あわせて梶氏と音声AIが出演するティザー動画も公開される。

音声AIプロジェクトに着想を得た新作小説

「愛の声が聴こえたんだ」は、本屋大賞に5年連続でノミネートされた青山氏が、梶氏のAIに対する思いに応えて執筆した作品である。執筆にあたり青山氏は、人とAIが共に生み出すエンターテインメントにインスパイアを受け、人とAIとのリアルな関わりの現状や課題、希望や可能性を小説という形で書き留めたいと感じたとしている。

梶氏は、番組での共演をきっかけに本企画が実現したと明かし、青山氏がAIについてリサーチを重ねる探究心と創作意欲に感銘を受けたと述べている。

梶裕貴とAI梵そよぎによるティザー動画

作品の公開にあわせ、梶氏が声を吹き込んだ1分間のティザー動画が公開される。動画内では、ナレーションと主人公・松木拓人の声を梶氏が務め、AI・アジクの声を梶氏の声を元に開発された音声合成ソフトおよびAIキャラクター「梵そよぎ(そよぎそよぎ)」が担当する。

作品のあらすじ

主人公の松木拓人は、インテリアメーカーの営業部門責任者を務める36歳。ある日、後輩に勧められて生成AIサービス「Ajik(アジク)」の「AI占い」を試したところ、「怪我に注意」という結果が出る。その占い通りに手を負傷した拓人は、治療のために立ち寄った薬局で薬剤師の女性と出会い恋に落ちる。仕事もでき人当たりもいい拓人だが、気になる彼女の前ではうまく振る舞えず、これまで誰にも見せてこなかった弱さをアジクにだけ打ち明けるようになる。

本作の着想元となった「そよぎフラクタル」は、梶氏が声優歴20周年を記念して2023年に立ち上げた音声AIプロジェクトである。表現者の権利を守りながら技術を共創させる「音声AIの正しい在り方」を社会へ提示することを目指している。

  • 青山美智子:1970年愛知県出身。2017年に『木曜日にはココアを』でデビュー。『お探し物は図書室まで』が米TIME誌の「2023年の必読書100冊」に選出されるなど、5年連続で本屋大賞にノミネートされている。
  • 梶裕貴:1985年東京都生まれ。2004年に声優デビューし、声優アワード主演男優賞を史上初の2年連続受賞。2026年4月に株式会社FRACTALを設立し代表取締役社長CEOに就任している。

本記事は株式会社文藝春秋の発表をもとに作成。

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