インフォザイン、学習指導要領など10文書をCASE形式に変換し常設公開
株式会社インフォザインは、文部科学省が告示する学習指導要領および教職課程コアカリキュラムを、1EdTechコンソーシアムが策定する相互運用仕様「CASE v1.1」形式に変換し、常設サイト「case.compeito.org」で公開しました。収録データは10文書、計24,518項目に上ります。ブラウザ上での閲覧に加え、認証不要のAPIを通じて外部システムから自由に参照できる環境を提供します。
常設サーバーによる永続的なデータ参照の実現
インフォザインはこれまで、開発者向けの動作確認用サイトでCASE形式のデータを提供していましたが、今回の公開によってURLと識別子が固定された常設環境へと移行しました。これにより、オープンバッジのアライメント先や教材・コンテンツのメタデータ、学習管理システムからの参照先として安定した運用が可能となります。
CASEは、コンピテンシーフレームワークや学習基準などを機械可読な形式で記述・共有するためのオープン仕様です。同社が国内独占販売代理店として提供するオープンバッジ発行・管理プラットフォーム「オープンバッジファクトリー」などと連携することで、教材やデジタルバッジがどの学習内容に対応しているかを共通の基準で記述できるようになります。
収録された10文書の内訳とデータの正確性
公開されたデータは、平成29年から31年に告示された学習指導要領・教育要領の7文書と、教職課程コアカリキュラムの3文書で構成されています。
- 幼稚園教育要領:192項目
- 小学校学習指導要領:3,747項目
- 中学校学習指導要領:2,190項目
- 高等学校学習指導要領:10,950項目
- 特別支援学校幼稚部教育要領:133項目
- 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領:2,338項目
- 特別支援学校高等部学習指導要領:4,286項目
- 教職課程コアカリキュラム:313項目
- 特別支援学校教諭免許状コアカリキュラム:199項目
- 外国語(英語)コアカリキュラム:170項目
各項目の識別子は文部科学省が定める16桁の学習指導要領コードから機械的に導出されており、将来的な修正等があっても変更されない設計となっています。本文の表現は告示の文言をそのまま維持し、検索性の向上のために空白の調整などを一部施した上で、全件の変換記録を保持しています。
配信基盤には、同社が開発したCASE v1.1対応サーバー「Compeito」が使用されています。同ソフトウェアはApache License 2.0に基づくオープンソースとしてGitHubで公開されており、利用者は自組織の環境に複製して運用することも可能です。
また同社は、自治体独自の教育課程、大学・専門学校のカリキュラム、業界団体のスキル標準、企業の研修体系など、同サーバーに掲載・公開するコンピテンシーフレームワークの募集も広く行っています。
株式会社インフォザインの概要

- 所在地:東京都台東区池之端1丁目2-18 NDK池之端ビル4F
- 代表者:村田 進
- 設立:2001年2月21日
- 事業内容:教育テクノロジーサービスの開発・提供・普及支援

本記事は株式会社インフォザインの発表をもとに作成。
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