高血圧治療中の36.8%が負担実感 記録自動化などの支え求める Ubie調査
Ubieは、高血圧で治療中または通院中の1,000名を対象に実施した、治療の継続に関する実態調査の結果を発表しました。調査では、治療を続けている人の36.8%が治療継続に負担やストレスを感じており、76.4%が通院や日常の管理において何らかの困りごとを抱えている実態が明らかになりました。また、治療を続けやすくするための支援として、記録の自動化などを求める声が多数を占めています。
通院や家庭での測定・管理など日常に広がる負担
調査によると、治療を続けるうえで負担やストレスを感じている割合は「とても感じる」(9.8%)と「やや感じる」(27.0%)を合わせて36.8%となりました。また、76.4%が具体的な困りごとを抱えており、その内容は「定期的な通院」(51.2%)、「家庭での測定と記録・管理」(37.1%)、「食事や運動など生活習慣の見直し」(32.4%)と、診察室の外の日常全般に及んでいます。
負担を感じている層(360名)に理由を尋ねたところ、「通院に時間や手間がかかる」(61.7%)や「費用の負担が大きい」(45.3%)が上位に挙げられました。
家庭での測定頻度と手応えの得にくさ

家庭での血圧測定頻度は「ほぼ毎日」が47.1%で半数を下回り、「週1〜6回」が14.1%、週1回未満が38.8%でした。
測定が週1回に満たない人(388名)に理由を聞いたところ、「毎日測るのが面倒で、習慣にならない」(44.3%)が最多となったほか、「記録・管理するのが面倒」「測っても治療に活かされている実感がない」「正しく測れているか自信がない」がいずれも18.6%と同率で並びました。手間という物理的な問題だけでなく、測定結果が治療にどう結びついているかという手応えが見えにくいことも要因となっています。なお、家庭で測定経験がある人の83.7%は、数値を診察時に医師と共有した経験を持っていました。
生活習慣の見直しに対する受け止め方

生活習慣の見直しについて、「健康のために工夫するもの」と捉えている人は54.2%(542名)、「我慢したり制限したりするもの」と捉えている人は45.8%(458名)と分かれました。負担感の有無を比較すると、「工夫」と捉えている層で負担を感じている割合は27.7%(150名)にとどまったのに対し、「我慢」と捉えている層では47.6%(218名)と19.9ポイントの開きが見られました。

一方、無理なく治療を続けられている人(632名)が挙げた理由の上位(複数選択)は、「血圧の数値が下がって手応えがある」(70.1%)、「自分の生活に無理なく組み込む工夫ができた」(60.8%)、「習慣として身についている」(59.5%)でした。

治療継続を支える仕組みへの要望と医師の視点

治療を続けるうえで負担を減らす要素として、全体の66.8%が何らかの支援を挙げました。具体的には「血圧や体調の記録を自動でまとめてくれる仕組み」(36.3%)、「治療の効果や見通しをわかりやすく示してくれるもの」(26.9%)、「自分の生活に合わせた具体的なアドバイス」(22.6%)などが並び、負担を感じている層に限ると82.6%がこうした支援を求めています。
同社在籍医師の平松由布季氏は、高血圧治療は自覚症状が乏しく手応えを得にくい性質があると指摘したうえで、測定頻度や生活習慣の改善について主治医と相談しながら無理のない範囲で調整することの大切さを述べています。
調査および企業の概要
- 調査名:高血圧治療の継続に関する実態調査
- 調査対象:全国20歳以上で高血圧で通院していると回答した男女1,000名
- 調査期間:2026年7月29日〜7月30日
- 調査方法:インターネット調査(Freeasy)
- 調査実施:Ubie株式会社
Ubie株式会社の概要は以下の通りです。
- 所在地:東京都中央区
- 共同代表取締役:阿部吉倫、久保恒太
- 設立:2017年5月
- 事業内容:生活者向け医療情報サービス「ユビー」や医療機関向け支援サービスの開発・提供
本記事はUbie株式会社の発表をもとに作成しています。
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