広和、蒸気消毒と同等効果の電気式マットレス乾燥装置を2026年4月発売へ
広和株式会社は、介護・福祉施設や医療機関などに向けた業務用「電気式マットレス乾燥装置」2機種を2026年4月1日に発売する。ラインアップは乾燥専用モデル「CDS-F04」と蒸気式除菌対応モデル「CDS-FHM04」で、それぞれ搬入出を分離できるワンウェイワーク仕様も用意される。蒸気式除菌対応モデルは、ボイラー設備や消毒液を用いずに乾燥と除菌を1工程で完結できる点が特徴となっている。
蒸気消毒と同等の除菌性能を立証
蒸気式除菌対応モデル「CDS-FHM04」は、一般財団法人 北里環境科学センターの協力による除菌性能評価試験において「除菌効果あり」と判定された。ウレタンマットレスおよびファイバーマットレスを対象とした試験では、マットレス1枚あたり3箇所、計4枚すべてのマットレスで除菌が確認されたとしている。
同機はマットレス内部の温度を80℃以上に10分以上保持することが可能で、福祉用具の消毒基準の一つである「蒸気消毒」と同等の効果が立証されている。洗浄後のマットレスに含まれる水分を加熱して蒸気化し、庫内で循環させる方式を採用しているため、追加のボイラー設備や消毒液が不要となり、ランニングコストと環境負荷の削減につながるとしている。




乾燥装置は、平置き構造を採用することで乾燥時の変形や型崩れを防ぐ設計となっている。熱風がマットレス内部を効率よく通過する構造に加え、熱風の方向を上下で切り替える機能を含む3タイプの運転パターン(湿熱工程はCDS-FHM04のみ、乾燥工程上から下、乾燥工程下から上)を選択できる。




同社の試験データによると、同社製マットレス洗浄機で4枚を洗浄後、4枚同時に乾燥した場合の所要時間は、通常乾燥でファイバーマットレスが35分、幅厚ウレタンマットレスが60分となる。CDS-FHM04で蒸気式除菌工程を含めた場合は、ファイバーマットレスが55分、幅厚ウレタンマットレスが85分となる(マットレスの状態や気温などの条件により異なる場合がある)。
使いやすさと施設レイアウトへの配慮

引き出し可能な棚を採用し、重量のあるマットレスの出し入れをスムーズに行える構造としている。棚を取り外すことで、マットレスカバーやクッションなど他の物品の乾燥にも対応する。また、搬入側と搬出側を分けて設置できるワンウェイワーク仕様(パススルー式)を選択することで、清潔ゾーンと不潔ゾーンを区分した動線設計が可能となる。
展示会への出展予定と機器仕様
同社は、2026年10月7日(水)から9日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「国際福祉機器展(H.C.R.)2026」に出展を予定している。東2ホール(ブース位置:2-11-08)にて実機を展示し、運転パターンの切り替えや引き出し棚の操作性などを公開する。
機器の主な仕様は以下の通り。
- 外形寸法:幅2,500mm × 奥行2,190mm × 高さ2,200mm(全機種共通)
- 乾燥庫内寸法:幅1,100mm × 奥行2,100mm × 高さ1,030mm(全機種共通)
- 重量:CDS-F04 約1,800kg、CDS-F04-OW 約1,850kg、CDS-FHM04 約2,000kg、CDS-FHM04-OW 約2,050kg
- 必要熱源・電気配線仕様:3相 200V 50/60Hz、配線径38sq 4芯、ブレーカー125A(全機種共通)
- 発売日:2026年4月1日
- 価格:要問い合わせ
広和株式会社の概要
- 会社名:広和株式会社
- 担当事業部:P&D事業部
- 代表者:廣安 雅夫
- 設立:昭和27年4月
- 資本金:9,500万円
本記事は広和株式会社の発表をもとに作成。
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