SOMPOリスクとResilireが業務提携 サプライチェーン管理を支援へ
SOMPOリスクマネジメントと株式会社Resilireは、日本企業のサプライチェーンリスク管理を支援するための業務提携に合意したと発表した。損害保険ジャパンも本提携を活用し、リスクファイナンスとしての保険提供を含むソリューション展開を進める方針だ。
提携の背景とこれまでの経緯
近年、地政学リスクの高まりや頻発する自然災害、サイバー攻撃、サステナビリティへの要請など、企業のサプライチェーンを取り巻く環境は急速に複雑化している。こうした状況下で企業価値を守り持続的な成長を続けるには、自社だけでなく「Tier N(N次サプライヤー)」と呼ばれる自社から見た取引先(Tier1)の先の取引先(Tier2、Tier3以降)まで含めた供給網全体の可視化やリスク評価、実効的な対策の一体的な実施が課題となっている。
SOMPOリスクマネジメントとResilireは、2025年1月以降、Resilireのサプライチェーンリスク管理クラウドにSOMPOリスクマネジメントが潜在リスクの分析・評価を行う「リスクスコアリング」を提供する形で協業を行ってきた。今回、提供価値をさらに強化するため、業務提携の合意に至ったとしている。
提供する価値と取り組みの特長
提携を通じて、サプライチェーンの多重構造を可視化するResilireのプラットフォームと、SOMPOリスクマネジメントが持つリスク評価や管理の知見を組み合わせる。これにより、供給網の可視化から多様な領域におけるリスク評価、リスクコントロールやリスクファイナンスといった対策までを一貫して支援する体制を構築する。損害保険ジャパンは、この体制を活用して損害保険を含むソリューション提供を加速させる計画だ。
取り組みの主な特長は以下の通り。
- サイバーセキュリティや自然災害、地政学的脅威、ESG対応など、多様なリスク(オールハザード)に対応
- サプライチェーン(Tier N)の可視化からリスク評価、リスク対策(リスクコントロールやリスクファイナンス)までを包括的に支援
- 外部評価やリスク対応など、各領域に強みを持つプレーヤーとのエコシステムを通じたソリューション提供
さらに、サプライチェーンに関わるデータを活用したリスク評価・対策の高度化を図るほか、SOMPOグループがリスク管理を支援する企業などのニーズに応えるソリューションの共同開発など、協業による効果を追求するとしている。
今後の展望
SOMPOリスクマネジメントとResilireは、今回の提携を軸に日本企業のサプライチェーンリスク管理の高度化への貢献に向けた取り組みを継続し、持続可能な社会の実現を目指す。また、損害保険ジャパンはSOMPOリスクマネジメントと連携し、サプライチェーンのリスクに関するプロテクションギャップの解消など、グローバル課題に対するソリューションの提供に取り組むとしている。
本記事はSOMPOリスクマネジメントの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



