AIマネー大学が教育と経済成長を問うプリチェット氏の論文読書会を11月下旬に開催へ
AIマネー大学株式会社は、開発経済学者ラント・プリチェット(Lant Pritchett)氏の論文「Where Has All the Education Gone?(教育はどこへ消えたのか)」をテーマとするオンライン読書会を2026年11月下旬に開催します。講師は同社のコンサルタント兼学長を務める山中裕氏が担当します。教育投資と経済成長の関係を国際比較データで検証した同論文の分析をもとに、政策や大学教育のあり方について議論を深めます。
教育投資と成長の相関に迫る名作論文を検証
取り上げる論文「Where Has All the Education Gone?」は、1996年に世界銀行の政策研究ワーキングペーパー(No.1581)として公表され、その後学術誌『World Bank Economic Review』(2001年)に掲載されたものです。言論サイト「アゴラ」において池田信夫氏が2026年5月に再掲した記事「大学なんか行っても意味はない」で引用されるなど、教育投資と成長率の関係を示す根拠として議論されています。
論文では、各国の労働力の就学年数から「教育資本」の伸びを推計し、成長会計の枠組みを用いて労働者1人あたり産出の伸びとの関係を国際比較データで分析しています。その結果、労働力の学歴上昇による人的資本の伸びと経済成長率との間にはほとんど関係が見られず、全要素生産性(TFP)との関係についてはマイナスとなる推計も報告されました。
本論文では「消えた教育」の理由として、制度や統治環境の歪みにより人材が利権獲得など成長に結びつかない活動へ流れる可能性、高学歴人材の供給過剰に伴う収益の急速な低下、そして教育の質が低く能力が身についていない可能性の3つを検討しています。
読書会では、分析対象が就学年数全体であり大学教育に限定したものではないという限界を原文に即して確かめるほか、学力テストで測る「教育の質」と成長の強い相関を示したエリック・ハヌシェク(Eric A. Hanushek)氏およびルートガー・ヴェスマン(Ludger Woessmann)氏の研究との比較を行います。さらに、日本において高学歴人材がどのような活動に向かっているのか、大学のあり方や人材投資への含意を問い直します。
開催概要

- テーマ:『Where Has All the Education Gone?』(著:ラント・プリチェット(Lant Pritchett))論文読書会「教育は成長を生むのか」
- シリーズ:教育と経済成長を読む 論文読書会(ハヌシェク&ヴェスマン・シリーズ序章)
- 講師:山中裕(AIマネー大学株式会社 コンサルタント兼学長)
- 開催日:2026年11月下旬
- 開催形式:Zoomオンラインウェビナー開催
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:AIマネー大学株式会社

本記事はAIマネー大学株式会社の発表をもとに作成しました。
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