台湾半導体や機械業界の最新動向レポートをワイズコンサルティングが発行
中華民国台北市に本社を置くワイズコンサルティング グループ(代表取締役:吉本康志)は、台湾電子半導体・機械業界最新レポートを発行しました。
同レポートでは、半導体封止・検査大手のAIシフトと台湾中堅企業への受注波及を特集しているほか、運搬機械設備産業の動向、精確実業(UAT)の事業転換事例、2026年1〜9月の工作機械輸出入分析など、AI需要を軸に再編が進む台湾製造業の最新動向を取り上げています。
半導体封止・検査大手のAIシフトと中堅への波及
ASEH、パワーテック、KYEC、アムコーなど封止・検査大手6社は、AI向けロジックICやHBMの先進封止・検査能力の拡大を目的に、2026年に計約190億米ドルを投じます。TSMCの先進封止投資を含めると、投資規模は1兆台湾元に迫ります。

大手各社がAI向けに注力する中、成熟プロセス半導体や従来型DRAMの受注が中堅企業へ流れ、チップモスが27%増収を遂げるなど、地域分業に支えられた台湾後工程産業の構造変化が分析されています。
運搬機械設備産業はOHTや自動倉庫の需要で10.69%増
台湾運搬機械設備製造業の2026年1〜7月の生産額は、前年同期比10.69%増の382億1,200万台湾元となりました。
半導体やICT工場の拡張に伴い、OHT(天井走行式無人搬送車)の需要が拡大しています。内訳をみると、コンベアの販売額が44.04%増、自動倉庫用設備も20.49%増とそれぞれ伸びをみせています。
精確実業はEV向け技術を生かしてAI液冷分野へ参入
自動車部品メーカーの精確実業(UAT)は、EV用バッテリーケースで培った気密・漏れ防止技術を生かし、AI液冷や半導体、ロボット分野への展開を進めています。2025年第4四半期には、液浸式冷却キャビネット70台を初めて出荷しました。
同社はこれまでに20件以上のプロジェクトを手がけており、マニフォールドは2026年に1万5,000セット超の受注を見込んでいます。液冷製品の売上比率は、2027年に2割を超える見通しです。
2026年1〜9月の工作機械輸出額は1.9%減
2026年1〜9月における台湾の工作機械輸出額は前年同期比1.9%減の14億9,200万米ドルとなりました。
機種別では、放電・レーザー・超音波加工機が20.1%増、部品が13.1%増と伸びた一方、マシニングセンタが9.4%減、旋盤が5.8%減と苦戦しました。仕向け先別では、トルコ向けが43.3%減、日本向けが14.8%減と落ち込んでいます。
- 会社名:ワイズコンサルティング グループ
- 所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
- 代表者:吉本康志
- 設立:1996年11月
- URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
本記事はワイズコンサルティング グループの発表をもとに作成しました。
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