JTB総合研究所が旅ライフセグメント5を刷新
株式会社JTB総合研究所は、生活者を価値観や旅行スタイルにより5つのタイプに分類する「旅ライフセグメント5」を刷新し、公開しました。
今回のリニューアルは、生活者の価値観や旅行を取り巻く環境の変化を踏まえ、旅行者像の現状を的確に捉える目的で見直しが図られました。年齢や性別といった属性情報だけでは捉えきれない志向に着目し、消費や旅行行動の違いを可視化することで事業者のターゲティング戦略を支援します。
旅ライフセグメント5(TLS5)の概要
旅ライフセグメント5(TLS5)は、株式会社JTB総合研究所が独自に開発した分析手法を用いて旅行者をタイプ分類した仕組みです。生活者の価値観や行動が多様化するなか、ターゲットとニーズを明確化することで適切な情報発信を後押しします。
今回の刷新では、Z世代に多くみられる心地よさの重視や持続可能性への配慮といった価値観のほか、AIなどのデジタル化に対する考え方などを新たに取り入れて再構成されました。
5つのタイプと調査時の構成比

TLS5では、効率重視や冒険志向、安心・共感、等身大など8つの価値観の組み合わせをもとに、旅行者を以下の5タイプに分類しています。
- 共感型キュレーター(18.2%): 安心・共感を重視し、自分の夢や目標の実現に生きがいを感じるタイプです。失敗を避けるため口コミなどを入念に調べ、旅先で話題の品を家族や友人と共有することを好みます。
- マイ・スタンダード(16.1%): 健康の向上に生きがいを感じ、食材や安全性にこだわって食事は手作りしたい層です。旅行への関心が高く、観光地めぐりや宿泊施設でのんびり過ごす旅、豪華な料理を好みます。
- エクスプローラー(16.4%): 冒険志向が強く、未訪問の場所での文化体験や学びを重視します。旅には見たことのない景色や異文化といった非日常を求め、ひとり旅も好む傾向があります。
- スマート消費(18.3%): 効率を強く重視し、家族の役に立つことに生きがいを感じます。旅を食と捉え、選択肢が少なく予想外の出来事が起きにくい旅を求めます。
- 等身大コネクター(31.0%): 等身大の価値観を大切にし、知名度や環境への配慮でブランドを選びます。旅先では地元の人との交流や経験の共有による人脈形成を志向します。


TLS5は、アンケート調査に専用の設問を組み込み、回答者の属性や購買行動データと掛け合わせて活用されます。

具体的な活用例として、地域への訪問意向者において割合が高いタイプを分析し、そのタイプが求める要素に応じた施策を展開するターゲティング戦略が挙げられます。また、縦軸にライフステージ、横軸にTLS5を配置して自社ブランドのターゲット層を整理することで、ターゲットの重複や空白領域を可視化し、商品・サービス展開の見直しに役立てることも可能です。
調査概要
今回の刷新にあたって分析に用いられた「ライフスタイルと旅行に関する調査2026」の概要は以下の通りです。
- 調査方法: インターネットアンケート調査
- 実施期間: 2026年2月6日~2月12日
- 調査対象者(スクリーニング調査): 日本全国に居住する18歳から79歳までの男女10,000名
- 調査対象者(本調査): スクリーニング調査回答者のうち、過去1年以内に日帰りを含む観光旅行をした人1,030名(帰省・ビジネスは除く、日帰り旅行は半日以上とする)
- 備考: 調査結果の数値は四捨五入しているため、合計値や差分が計算上の数値と一致しない場合があります。
本記事は株式会社JTB総合研究所の発表をもとに作成されています。
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