ふくしまメッセンジャーズが武蔵村山でイベント開催 福島の今伝える
環境省の「ぐぐるプロジェクト」の一環として活動する福島の若者チーム「ふくしまメッセンジャーズ」は、2026年10月17日(土)、イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)で今年度第1弾となる全国イベントを開催しました。福島で暮らす学生や社会人ら5名のメンバーが参加し、来場者に向けて自分たちの言葉で「福島の今」を伝えました。会場のブースには約150名が立ち寄ったほか、ステージにはサポーターとして俳優・タレントのなすびさんも登壇しました。
会場のブースでは、メンバー5名が来場者一人ひとりと直接言葉を交わしました。ブース内には、メンバーのアイデアによる武蔵村山市と福島市の共通点を紹介するパネル展示や記念品などが用意されました。
来場者には福島県出身者や東北にゆかりのある人も多く見られ、ふるさとへの思いに共感する声や放射線の健康影響に関する質問、感想が寄せられました。参加したメンバーからは、直接対話することで福島のことを自分ごととして受け止めてもらえたと感じたという声が上がりました。
メンバー紹介ステージでは、今年9月に福島県の双葉地域で実施した1泊2日のフィールドワークを通じて学んだ内容などが語られました。メンバーは震災の伝承施設の見学や語り部の講話、復興に取り組む人々との対話を経験しており、現地の出来事や話を聞くことで事実を身近に感じ、福島の今をもっと多くの人に知ってほしいという思いが強くなったと振り返りました。
トークセッションには、福島市出身で震災直後から福島の農作物の販売応援を続けてきたなすびさんが登壇し、当時の風評被害の実態について語りました。ステージ後半にはメンバーも加わり、なすびさんは「情報は、誰がどういう立場で発信するかが大事。環境省や僕が伝えても『本当なの?』と思われるかもしれない。フォロワーの数ではなく、福島に今暮らす若者の生の声だからこそ届くものがある」と述べ、当事者である若者が発信することの重要性を語りました。
参加したメンバーの振り返り
イベントに参加したふくしまメッセンジャーズ1年目の田口さんは、東京でも福島出身者やゆかりのある人に出会い会話が広がったとする一方、相手の関心に合わせて話題を展開する難しさも実感したと振り返りました。次回に向けては事前準備を重ね、より多くのことを自分の言葉で届けられるようにしたいと述べています。
また、3年目の佐藤さんは、福島出身者であっても東京で暮らす中で情報が届きにくくなる現実に気づいたとし、目に見えないところで進む復興の取り組みを身近な話題として受け止めてもらうための工夫を考える契機になったと語りました。
今後の展開とプロジェクト概要
ふくしまメッセンジャーズは今後、11月に埼玉大学の学園祭『第77回むつめ祭』へ出展を予定しています。その後も全国各地の商業施設や学校で順次イベントを展開していく予定としています。
- プロジェクト名:ぐぐるプロジェクト(環境省)
- 活動チーム:ふくしまメッセンジャーズ(福島で暮らす・学ぶ・働く10〜30代の若者が発信する活動として2024年に発足、今年度で3期目)
- ぐぐるプロジェクト公式サイト:https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/
本記事は環境省(ぐぐるプロジェクト)の発表をもとに作成しました。

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