直近1年の購買でのAI活用率は25.6パーセント 楽天インサイト調査
楽天インサイト株式会社は、全国の20~69歳の男女を対象に実施した「生活者のAI活用購買における調査」の結果を発表しました。直近1年以内にAIツールを活用して商品やサービスを検討・購入した経験がある人は25.6%にとどまり、7割以上が未利用であることが明らかになりました。AIを活用した購買経験者においては、期待する効果としてパーソナライズされた提案が求められる一方、最終的な意思決定では自身の直感を優先する傾向が示されています。
直近1年のAI購買行動率は25.6%にとどまる
全国の20~69歳の男女5,000人を対象とした予備調査において、直近1年以内にAIツールを活用して商品・サービスを検討・購入した経験を尋ねたところ、「AI活用購買あり」は25.6%となり、74.4%は未利用でした。
AIを活用して最も購入した商品・サービスの内訳では、「日用品・家電(機能品)」が10.0%で最も多く、次いで「ファッション・趣味(嗜好品)」が6.8%、「旅行・金融・高額サービス(高額品)」が6.3%となっています。
期待効果は「自分に似合うものの提案」が最多
予備調査の対象者のうち、AIを活用して商品・サービスを検討・購入した経験のある1,003人を対象にした本調査によると、AIに期待する効果は「自分に似合うものの提案」が51.2%で過半数を占めました。次いで「時短・効率化」が40.4%、「失敗の回避」が34.0%、「最安値の探索」が32.9%、「新たな発見」が31.3%と続いています。
年代別では、「時短・効率化」を期待する割合は20代が47.6%と全年代で最も高い結果でした。一方で「最安値の探索」は年齢が上がるほど高くなる傾向がみられ、60代では35.5%に達しています。

提案と直感が食い違った際は「直感優先」が約半数
AIの提案と自分の直感が食い違った場合の対応については、「自分の直感を優先した」が48.8%に上り、「AIに従った」の13.4%を上回りました。また、「両者の中間を探した」と回答した割合は29.7%でした。年代別では、20代において「自分の直感を優先した」が53.9%となり、最も高い割合を示しています。

AIに対する懸念に関する設問では、AIの提案に従って「失敗経験がある」と答えた人が20.7%でした。また、AIに判断を委ねることで「選ぶ楽しさが減った」(「強く感じる」+「やや感じる」)とした回答は34.5%、「AIによる推奨が世の中を画一的にする懸念がある」は32.2%となっています。20代では「失敗経験がある」が25.5%、「選ぶ楽しさが減った」が41.6%、「AIによる推奨が世の中を画一的にする懸念がある」が36.3%と、いずれも全年代で最も高くなりました。

求める役割は「検索ツール」が過半数
AIに求める役割を尋ねたところ、「検索エンジン・辞書のような存在」が53.4%で最も多く支持されました。次いで「相談相手・カウンセラー」が33.6%、「専門家・顧問・アドバイザー」が29.5%でした。

年代別に見ると、「検索エンジン・辞書のような存在」としての認識は年齢が上がるにつれて高くなり、60代では63.6%となりました。一方の20代では「相談相手・カウンセラー」が34.1%、「友達・話し相手」が25.1%を占めるなど、コミュニケーションの対象として捉える傾向も見られます。
調査概要
- 調査エリア:全国
- 調査対象者:20歳~69歳 男女(予備調査)、AIを活用して商品・サービスを検討・購入した経験のある男女(本調査)
- 回収サンプルサイズ:5,000サンプル(分析対象:1,003サンプル)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年7月24日(金)から7月28日(火)
- 調査実施機関:楽天インサイト株式会社
本記事は楽天インサイト株式会社の発表をもとに作成されています。
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