フォトシンス、AkerunとLINEを連携させた無人店舗解錠機能の実証実験を開始へ
株式会社Photosynth(以下フォトシンス)は、「Akerun入退室管理システム」(以下、Akerun)を活用し、小売店をはじめとする無人店舗向けにLINE公式アカウントから扉を解錠できる機能を開発しました。これに伴い、一部のベータ顧客店舗における実証実験(PoC)を開始します。
実証実験中の機能であり、提供時の名称や仕様などは変更となる場合があるほか、正式提供時に本機能を利用する際は別途Akerunの契約が必要となります。
開発の背景と無人店舗運営における課題
少子高齢化を背景とした人手不足が深刻化するなか、古着店などのリサイクルショップやコンビニエンスストアをはじめとする小売店などでは、営業時間の一部または全部をスタッフなしで運営する無人化・省人化の取り組みが進んでいます。

一方で、店舗の無人運営においては来店客の受け入れ方法が課題となっていました。事前の会員登録や合鍵の発行・管理が必要な従来の仕組みでは、急な来店客を受け入れられない点や防犯性などの課題があり、店舗にとって機会損失につながっていました。フォトシンスは、手軽に入店できる利便性と無人営業に必要な防犯性の両立を目指し、LINEを起点とした解錠の仕組みを開発しました。
LINE連携による機能の特徴と実店舗での成果

新機能では、店舗が運用するLINE公式アカウントを活用するため、来店客は専用アプリの取得や会員登録を行わずにLINEアプリ上の操作で入店できます。店頭のQRコードを読み取ってLINEの友だち登録を行い、アプリ上に表示される解錠ボタンから解錠します。
解錠時にはスマートフォンの位置情報を自動照合するGPS認証を活用し、店舗周辺にいない遠隔からの不正な解錠を防止します。また、既存の扉に工事不要(Akerun Proの場合)で後付けできるAkerunの入退室履歴を活用し、ピークタイムやリピート率などの来店データを取得することも可能です。
先行して実証実験に協力している小売店では、8〜12時および20〜23時を無人営業にして営業時間を拡大した結果、無人運営の時間帯だけで店舗全体の25%の売上を達成したとしています。
実証実験の概要と想定される導入形態
新機能の導入は、扉へのAkerun設置、LINE公式アカウントの準備と入店用QRコードの生成、Web管理画面でのGPSエリアなどの設定、LINE上での解錠ボタン登録、ドア付近へのQRコード掲示という手順で進められます。
全営業時間を無人化する完全無人店舗のほか、夜間から早朝などの一部時間帯のみを無人化するハイブリッド型の運営も可能です。小売店をはじめ、フィットネスジム、コワーキングスペース、レンタルスペース、会員制スペース、飲食店などでの活用を想定しています。

実証実験の概要は以下の通りです。
- 実証実験期間:2026年10月 〜 2027年春頃(予定)
- 検証する機能:LINEと連携して無人店舗の扉を解錠できる機能
- 実施店舗:実証実験に協力する一部のベータ顧客店舗
空間無人化サミット 2026の開催概要
フォトシンスは、無人化・省人化産業を紹介するカンファレンスイベント「空間無人化サミット 2026」を開催します。
- 名称:空間無人化サミット 2026
- テーマ:空間が変わると社会が変わる。
- 日時:2026年11月18日(水)13:00〜17:50(開場:12:30〜)
- 会場:東京ミッドタウン ホール(〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-1)
- 参加費:無料(事前申込制・先着順)
- 主催:株式会社Photosynth
キーノートには株式会社東芝 代表執行役社長 CEOの島田太郎氏や、筑波大学 教授 兼 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役会長の落合陽一氏が登壇します。また、スペシャルセッションにはRIZAPテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長の鈴木隆之氏と野村不動産株式会社 執行役員の増子裕之氏が登壇する予定です。
本記事は株式会社Photosynthの発表をもとに作成されています。
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