AI面接の導入企業は2.7%にとどまる 株式会社i-plugが27卒と企業に調査
新卒オファー型就活サービス「OfferBox」を運営する株式会社i-plugは、2027年卒業予定学生と企業を対象に実施した「AI面接に関する調査」の結果を発表しました。

調査によると、新卒採用でAI面接を「導入している」「導入予定」と回答した企業は2.7%にとどまり、「導入を検討しない/したことがない」が86.2%を占めました。また、AI面接を経験した学生の75.6%が「人間の面接の方が納得感がある」と回答するなど、普及や受け止めにおいて課題が浮き彫りとなっています。

企業の導入率は2.7%、検討企業は工数削減や公平性を重視

新卒採用におけるAI面接の導入状況について企業に尋ねたところ、「導入を検討しない/したことがない」が86.2%で最多となりました。次いで「過去に検討したが、導入は見送った」が6.9%、「現在、導入を検討している」が4.3%、「すでに導入している」が2.0%、「28卒の採用から導入予定」が0.7%となり、すでに導入している企業と導入予定の企業を合わせても2.7%にとどまりました。

導入または導入検討に至った(至りそうな)企業(n=21)に理由を聞いたところ、「採用業務の工数を減らしたいから」が13社(61.9%)で最も多く、「曜日や日にちに関係なく、学生がいつでも選考に参加できるから」が12社(57.1%)、「面接官による評価の偏りを減らしたいから」が9社(42.9%)と続きました。さらに期待度としては、「非常に期待している」と「期待している」を合わせた割合が「効率化」で66.7%、「評価の公平性・客観性の向上」では約8割(17社)に達しています。

導入見送り理由は魅力付け機会の減少、志望度低下への懸念も

一方、導入を見送った、または検討しない企業に理由を質問したところ、「学生に直接会社の魅力を伝える機会が減ってしまうから」が43.7%で最多となりました。次いで「コストや手間が見合わないと判断したから」が32.7%、「学生をAIが正しく見極められるか判定精度に疑問があるから」が31.7%、「学生の志望度が下がるリスクを懸念しているから」が25.0%でした。

また、導入・検討企業(n=21)における懸念度では、「学生の志望度低下」について「非常に懸念している」「懸念している」を合わせた回答が33.3%(7社)ありました。「AIの評価精度」については「どちらともいえない」が57.1%(12社)で最多となった一方、「懸念している」は2社(9.5%)にとどまり、「あまり懸念していない」「懸念していない」を合わせた回答は33.4%でした。
27卒学生の受検経験は約2割、印象は賛否が拮抗


2027年卒業予定学生を対象とした調査では、これまでにAI面接を受けたことが「ある」と答えた人は24.6%で、「ない」が75.4%を占めました。

企業が選考にAI面接を取り入れていることへの印象では、「どちらともいえない」が40.1%で最多となりました。「とても良いと思う」「良いと思う」を合わせた肯定的な回答は30.6%、「あまり良くないと思う」「良くないと思う」を合わせた否定的な回答は29.4%となり、受け止め方が二分しています。
経験者の6割超が「話しにくさ」を感じ、納得感は人間相手が優勢
AI面接の経験がある学生(n=41)に対し、対人面接と比べた話しやすさを尋ねたところ、「対人より、話しにくかった」「対人より、とても話しにくかった」を合わせた否定的な回答が60.9%(25件)にのぼりました。対人面接より話しやすかったとする肯定的な回答は24.4%(10件)でした。
また、受検による企業への志望度の変化は「変わらない」が63.4%(26件)で最多だったものの、「志望度が下がった」「志望度がとても下がった」を合わせた割合(24.4%)が、「志望度がとても上がった」「志望度が上がった」の合算(12.2%)を上回りました。
面接の評価に対する納得感の比較では、「人間の面接の方が、納得感がある」「どちらかといえば、人間の面接の方が、納得感がある」を合わせた75.6%(31件)の学生が、人間の面接の方が納得感があると回答しています。
調査概要
- 企業対象(2026年調査)
- 調査期間:2026年9月1日(火)〜2026年9月3日(木)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:新卒採用を実施する企業
- 有効回答数:305件
- 学生対象(2026年調査)
- 調査期間:2026年9月1日(火)〜2026年9月6日(日)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:OfferBoxに登録している2027年卒業予定の学生
- 有効回答数:167件
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも 100%とならない場合があります。
発表企業について
本調査を実施した株式会社i-plugは、大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館ゲートタワー8Fに拠点を置き、代表取締役は山田 雅人氏が務めています。
本記事は株式会社i-plugの発表をもとに作成しました。
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