スタクラとTeSH、北陸の研究者と経営人材のマッチングイベントを神田で開催
株式会社スタートアップクラスは、北陸の大学発スタートアップ創出プラットフォーム「Tech Startup HOKURIKU(TeSH)」の経営人材マッチング支援業務の一環として、2026年10月26日に東京・神田で対面マッチングイベントを開催しました。2年目となる今回は、北陸4大学の研究者5名が登壇し、選考を経た経営人材候補32名が参加しました。
地方大学では技術を事業に変える経営人材が見つかりにくいという課題がある中、TeSHと株式会社スタートアップクラスは昨年から、首都圏を中心とする経営人材と北陸の研究者を引き合わせる取り組みを続けています。
事前選考を経て32名が参加、事業開発経験者が9割超
今回のイベントに向けて8月に開かれたオンライン事前説明会には212名が申し込み、対面イベントには50名以上が応募しました。株式会社スタートアップクラスが個別面談を実施し、研究テーマとの適合性や事業化への意欲を確認した上で、昨年の約1.7倍となる32名が参加しました。


参加者の属性は、新規事業の立ち上げや事業開発の実務経験者が9割超、大手企業での勤務経験者が約7割(総合商社、化学・素材、自動車、精密機器、食品、金融など)を占めました。また、スタートアップの経営・勤務または起業の経験者が約半数、大学発スタートアップの経営や事業化支援の経験者が約3分の1(役員経験者を含む)、理工系・医療系の学位または研究開発職の経験者が約4割となっています。年代は30代から60代までで、平均年齢中央値は48歳、50代以上が4割強でした。居住地は首都圏が9割で、北陸在住者はいない一方、北陸の出身者や仕事上の縁がある人が15%を占めました。
当事者としての起業を目指すビジネスパーソンが応募
事前面談では、参加者の多くが条件のよい転職先を探すのではなく、自らの経験を生かして「大学発スタートアップを作る」という道を選ぼうとしている姿勢がみられました。コンサルタントや外部CFOの経験者が経営の当事者になることを望むケースや、大企業で培った量産・薬事・海外交渉などの経験を生かすため早期退職制度を活用して挑戦する50〜60代の参加も見られました。
参加者からは、優れた技術を顧客に届けるための翻訳と最初の顧客獲得を担いたいという意見や、これまでの経験を生かして大学発スタートアップをつくるキャリアを知ったという声が寄せられました。
当日は研究者5名が技術と求める人材像をピッチしたのち、グループセッションに分かれて市場や用途の仮説、最初の顧客の作り方などを議論しました。参加者からは、事業性の確認にとどまらず、二人三脚で進められるかや研究者の人柄を直接対面して確かめる重要性を指摘する意見がありました。








登壇した北陸の研究者からも、参加者の熱意から気づきを得たことや、社会実装までの道筋を具体化できるパートナーとの連携を期待する声が上がりました。
来年春夏をめどにチーム組成へ
2025年11月に開催された第1回では、研究者5名と経営人材候補約20名が参加し、約4か月で金沢工業大学の物流ドローンや富山大学のかゆみ治療の研究など4組(6名)のマッチングが成立しました。今回もイベント後に個別面談を重ね、来年春夏をめどにチーム組成を目指す方針です。
TeSH事務局は、首都圏を中心に多くが関心を寄せたことに触れ、出会いを具体的な事業化につなげて取り組みを広げたいとしています。また、株式会社スタートアップクラス代表取締役社長の藤岡清高は、創業期の苦難を乗り越える経営人材の重要性を強調し、チーム組成まで伴走していくとしています。
- TeSH(Tech Startup HOKURIKU):主幹機関の金沢大学から2年連続で受託
- JST「大学発新産業創出基金事業 早暁プログラム」:第3期運営業務・第4期公募周知業務を受託
- NEDO「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業(MPM)」:採択
- IJIE(信州大学主幹):経営人材マッチングプログラム(2026年11月に対面イベント予定 ※現在募集中 https://startupclass.co.jp/lp/c/ijie_202609_1/ )
- 大学発ディープテック特集ページ:https://startupclass.co.jp/lp/uni/
本記事は株式会社スタートアップクラスの発表をもとに作成。
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