インドネシア総合研究所が南東スラウェシ州ブトン県の日本窓口に就任
インドネシア進出支援を手がける株式会社インドネシア総合研究所は、インドネシア・南東スラウェシ州に位置するブトン県(Kabupaten Buton)の「日本窓口」に就任しました。同社は今後、人材や水産分野をはじめとする日本企業とブトン県の連携支援をさらに強化していく方針です。
天然資源と水産資源に恵まれたブトン県の特徴
ブトン県はスラウェシ島の南東部沖に位置するブトン島南部を中心とした地域で、南東スラウェシ州に属しています。世界有数の埋蔵地として知られる天然アスファルトのほか、パチョリ(香料原料)やニッケルといった天然資源を有しています。
同県内に空港はなく、隣接するバウバウ市のバウバウ(ベトアンバリ)空港が最寄りの空港となります。日本からのアクセスは、東京から直行便でジャカルタまで約7時間30分〜8時間、ジャカルタから国内線でマカッサルまで約2時間25分、マカッサルからバウバウまで約1時間15分が目安となり、乗り継ぎ時間を含めると片道1日を要する行程です。
ブトン県は南東スラウェシ州でも有数の漁業地域であり、2025年の天然漁獲量は約1万8,700トン、金額にして約392億6,000万ルピアにのぼります。漁獲はパサルワジョ、シオタピナ、ラサリム、ラサリム・スラタン、ワブラ、カポントリ、ウォロワなど県内各地区で行われています。
水揚げされる主な魚種と状況は以下の通りです。

- マグロ(キハダ・メバチ、年間約1,898トン)
- クロカジキ(約368トン)
- カツオ、サワラ、シロダイ、トビウオ、エビ
- 操業漁船数は約1,583隻(5トン以上62隻、5トン未満1,521隻)
- カポントリ地区を中心とした海藻養殖や真珠貝養殖の拡大
一方で、水揚げ後の製氷・冷蔵インフラが十分とは言えず、鮮度保持や輸出品質の確保が地域の課題となっています。
日本企業とブトン県との連携事例
同社はブトン県日本窓口就任の最初の取り組みとして、日本企業とブトン県とのミーティングを実施しました。
株式会社TDGホールディングとは、ドライバー人材分野における連携とその可能性について具体的なディスカッションを行いました。

また、日本において水産品加工事業を営む株式会社城ヶ島水産のインドネシア現地法人であるPT.Nutrindo Joga Shima(PT.Nurindo Joga Shima)とは、ブトン県における水産事業の可能性について議論が交わされました。
今後の支援展開


株式会社インドネシア総合研究所は今後、ブトン県の日本窓口として情報発信や日本企業との商談・視察の橋渡しなど多面的な支援を行っていくとしています。インドネシア行政側と日本企業双方のニーズを踏まえ、視察や商談のコーディネート、人材交流、情報発信などを通じて、多様な分野での連携推進を図る計画です。
本記事は株式会社インドネシア総合研究所の発表をもとに作成しました。
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