在宅介護で最も大変だったことは排泄の介助が29.6%で最多 Speee調査
株式会社Speeeが運営する介護施設の口コミ・体験談サイト「ケアスル 介護」は、全国の50歳以上の在宅介護経験者1,048人を対象に実施した「在宅介護で大変だったこと」に関する調査結果を公表した。調査によると、最も大変だったこととして「排泄の介助」を挙げた人が29.6%に上り、2位の「認知症症状への対応」(12.4%)の2.4倍となった。性別や要介護度、介護相手などの属性を問わず、集計した21区分のすべてで「排泄の介助」が1位を占めた。
最も大変だった項目は排泄の介助が突出

在宅介護経験者1,048人に対し、大変だったことを15項目から複数回答で選んでもらったところ、「通院・外出の付き添い」(39.7%)、「排泄の介助」(38.9%)、「食事の介助」(37.1%)がいずれも4割弱で並んだ。
一方で、15項目の中から「特に大変だったもの」として1位に選ばれた割合を集計したところ、「排泄の介助(日中・夜間のトイレ誘導やオムツ替え)」が29.6%で突出した。2位の「認知症症状への対応」(12.4%)とは2.4倍の差があり、以下「終わりの見えない不安」(8.9%)、「通院・外出の付き添い」(7.9%)、「食事の介助」(7.5%)が続いた。

大変だと感じた人の割合(複数回答)では「通院・外出の付き添い」と「排泄の介助」がほぼ並んでいたものの、1位に選ばれた割合では29.6%対7.9%と3.7倍の開きがみられ、負担を感じる人の多さと最も重い負担との間に乖離が生じる結果となった。

条件を問わず21区分すべてで1位に
回答者を性別、要介護度別、介護した相手別、介護当時の働き方別、性格タイプ別に分けた集計(回答者60人以上の区分)を実施したところ、該当する21区分のすべてで「排泄の介助」が1位となった。
性別では男性(31.2%)と女性(25.7%)の双方が1位に挙げた。要介護度別では、要支援2の19.4%から要介護5の40.7%まで、介護度が重くなるにつれて排泄の介助を1位に選ぶ割合が高くなる傾向が確認された。複数回答では条件によって最多項目が入れ替わるものの、最も大変だった項目については属性を問わず共通する結果となった。
抱え込みやすい性格タイプは自分の時間を失いやすい傾向
介護に向き合う性格タイプによって負担の感じ方に差がみられる項目もあった。自身の性格として「自分がやらなければという意識が強い」とする「完遂・責任型」と、「困ったときは早めに周囲やサービスを頼る」とする「受援・協調型」を比較したところ、「自分の時間が持てない」を「特に大変だった3つ」に挙げた割合は、完遂・責任型が25.4%、受援・協調型が15.0%となり、10.3ポイントの差が生じた。
排泄や入浴、食事といった介助内容そのものの負担感には性格タイプによる大きな差はみられなかったが、抱え込みやすい人ほど自身の時間を削って介護にあたっている傾向が示された。
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 調査名:在宅介護に関するアンケート
- 調査対象:全国の50歳以上の男女5,000人(スクリーニング調査)
- 集計対象:うち在宅介護の経験がある1,048人(現在在宅介護を行っている264人、過去に行っていた784人)
- 調査期間:2026年4月20日
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 対象者の属性:年齢50〜89歳(中央値64歳)、男性737人・女性311人
- 調査機関:株式会社Speee(ケアスル 介護 体験談研究所)
【株式会社Speee 会社概要】
- 社名:株式会社Speee
- 事業概要:金融DX事業、レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業
- 設立:2007年11月
- 所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号
- 代表者:代表取締役 大塚 英樹
- 証券コード:4499(東証スタンダード市場)
- URL:https://speee.jp/
本記事は株式会社Speeeの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



